JP2000020667A - Icカードの製造方法 - Google Patents

Icカードの製造方法

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JP2000020667A
JP2000020667A JP18441498A JP18441498A JP2000020667A JP 2000020667 A JP2000020667 A JP 2000020667A JP 18441498 A JP18441498 A JP 18441498A JP 18441498 A JP18441498 A JP 18441498A JP 2000020667 A JP2000020667 A JP 2000020667A
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JP
Japan
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card
antenna
chip module
terminal
side terminal
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JP18441498A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Kamitsuma
広明 上妻
Takao Kondo
貴夫 近藤
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハイブリッド型ICカードの製造方法におい
て、アンテナ端子とICチップモジュール端子間の接続
を容易にかつ確実に行うことのできるICカードの製造
方法を提供する。 【解決手段】前記アンテナ側端子40を電気的絶縁シー
ト上に設けられた導電性被膜で構成し、このアンテナ側
端子の周囲に、前記ICチップモジュール8の厚みと略
同一厚みの電気的絶縁性材料を積層し、加圧加熱ラミネ
ートした後、前記アンテナ側端子表面を削ることなく露
出させ、次に、前記ICチップモジュールのICチップ
側端子10を前記アンテナ側端子表面に接合して、この
ICチップモジュールの表面と前記電気絶縁性材料の表
面とを略面一に構成することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICカードの製造
方法、特に接触型ICカードと非接触型ICカードの両
機能を備えたカードの製造方法に関わる。
【0002】
【従来の技術】ICカードはコンピュータを利用した電
子機器の小型の端末装置として利用され、またクレジッ
トカード、IDカード、キャッシュカード等のカード分
野においてはそのメモリー容量、セキュリティ等の利点
から新たなカードとしてすでに実用段階にある。初期に
開発されたICカードでは、端末装置とICカード間の
信号のやりとりはリーダ・ライター等の端末装置側の接
続端子と、ICカードの表面に設けられた接続端子とを
物理的に接触させることにより実行している。
【0003】しかし最近では電磁気現象(電磁波等)を
利用して行い、物理的な接触を必要としない非接触型I
Cカードも開発段階から実用化されつつある。この非接
触型ICカードは装置と物理的に離れた位置から信号の
やりとりが出来ることから利便性が高く、広範囲の応用
が期待されている。さらにこのような開発初期のICカ
ード(接触型ICカード)と非接触型ICカードの両機
能を備えたカード(ハイブリッド型カード)が提案され
ている。これは応用面では、接触型ICカードの利点で
あるセキュリティ機能等と、非接触型の使用の簡易な機
能等を活かしたカードである。例えば銀行等の決済機能
を接触電極機能で、IDカードとして非接触機能を利用
するカードの場合等である。
【0004】このハイブリッド型ICカードを製造する
場合、リーダ・ライターとの間で信号のやりとりを行う
アンテナとICチップモジュールとを接続することが困
難であるという問題があった。接触型ICカードの製造
方法は、一般にまずICチップをプリント配線板に取り
付けモジュールを用意する。一方塩ビ等の樹脂でコアシ
ート、カバーシート等を作成、加圧加熱してラミネート
し原板とする。これに座ぐり加工で穴を設け、モジュー
ルを取り付けICカードとする、という手順で行う。こ
れはICチップモジュールが耐熱性、耐加圧性に乏く、
かつその表面の電極をカード表面に露出させるためであ
る。一方非接触型ICカードの製造はアンテナ(コイ
ル)とICチップモジュールとを共にカードに埋め込む
必要があるため、低温で製造する樹脂充填方式、低温ラ
ミネート方式などが一般的である。なお、非接触型IC
カードにおいては、ICチップモジュールをカード表面
に露出させる必要がないことから、ICチップモジュー
ルは樹脂等に完全に包囲されている。
【0005】ハイブリッド型ICカードはリーダ・ライ
ターと物理的に接触させる接続端子をカード表面に露出
させる必要があり、他方アンテナをカード中に埋め込む
必要があることから、その製造はアンテナをカード原板
に埋め込むようにラミネートして原板自体を先に製造
し、これを座ぐり加工して挿入口をあけ、そこにICチ
ップモジュールを取り付ける方法で行われている。図3
(a)はハイブリッドICカードの外観斜視図であり、
図3(b)は、ハイブリッドICカードの構成断面図を
表している。図で下基材16、アンテナ12を取り付け
たアンテナ支持基材17、上基材18をラミネートし原
板を作成する。その後、送受信アンテナ12が埋め込ま
れたICカード原板に座ぐり加工によりICモジュール
100を挿入する為の挿入口13を設ける。ICモジュ
ールを埋め込むための挿入口の具体的な形成は、ICカ
ード用のカード原板を構成している下基板、アンテナ支
持基材、上基板の厚さをそれぞれマイクロメータ等で測
定して、この測定値を加減して送受信アンテナまでの距
離を算出し、この算出したデータに基づいて加工してい
た。
【0006】しかし、ラミネートされたカード用の原板
の厚さは、構成している上基板、アンテナ支持基材、下
基材の厚さのバラツキ、ラミネート温度、ラミネート圧
力のムラ等のさまざまな要因によって、送受信アンテナ
のカード原板の表面からの距離は一定でない。そのた
め、上記で算出した一定の送り量(深さ)の座ぐり加工
では、通電孔が送受信アンテナを越えて突き抜けたり、
或いは送受信アンテナに達しないと言うトラブルが生じ
る問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のような問題に対
し、本発明はハイブリッド型ICカードの製造方法にお
いて、アンテナ端子とICチップモジュール端子間の接
続を容易にかつ確実に行うことのできるICカードの製
造方法を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は係る課題を解決
するものであり、請求項1の発明は、リーダ・ライター
との間で電磁気的波動に乗せられた信号のやりとりを行
うアンテナと、このアンテナに電気的に接続されたアン
テナ側端子と、このアンテナ端子に電気的に接続された
ICチップモジュールとを、カード状基体に内蔵するI
Cカードの製造方法において、前記アンテナ側端子を電
気的絶縁シート上に設けられた導電性被膜で構成し、こ
のアンテナ側端子の周囲に、前記ICチップモジュール
の厚みと略同一厚みの電気的絶縁性材料を積層し、加圧
加熱ラミネートした後、前記アンテナ側端子表面を削る
ことなく露出させ、次に、前記ICチップモジュールの
ICチップ側端子を前記アンテナ側端子表面に接合し
て、このICチップモジュールの表面と前記電気絶縁性
材料の表面とを略面一に構成することを特徴とするIC
カードの製造方法としたものである。
【0009】本発明の請求項2の発明は、前記電気的絶
縁性材料は前記ICチップモジュールと略同一大きさの
穴を有し、この穴を熱溶融しにくいフィルムで塞ぎ、加
圧加熱ラミネートした後取り除くことにより前記アンテ
ナ側端子表面を露出させることを特徴とする請求項1に
記載のICカードの製造方法としたものである。
【0010】本発明の請求項3の発明は、前記ICチッ
プモジュールは前記リーダ・ライターの電極に物理的に
接触して、このリーダ・ライターとの間で信号のやりと
りを行う電極を、ICカードの表面に備えたことを特徴
とする請求項1又は請求項2に記載のICカードの製造
方法としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明のICカードの製造方法を
実施形態に基づいて以下に詳細に説明する。図1は本発
明のICカードを作成する工程を概略的に示した図であ
る。図1(a)はICカード作成のための原板1を示し
た図である。原板1は下基材2、導電性被膜から構成さ
れるアンテナ4を取り付けたアンテナ支持基材3、上基
材7を加熱加圧しラミネートしたものである。下基材2
としてはポリ塩化ビニル,ABS樹脂,熱溶融性ポリエ
ステル(PET−G、イーストマンケミカル社製)等の
電気的絶縁シートを利用できる。アンテナ4としては
銅、アルミニウム等の金属を支持基材3上にメッキ等の
手段で被膜として設け、これをアンテナ(コイル)形状
にパターニングしたものが利用できる。支持基材3とし
てはポリイミド、ポリエステル、ポリ塩化ビニル等の電
気的絶縁シートが利用できる。上基材7はICチップモ
ジュールの厚みと略同一の厚みのポリ塩化ビニル、AB
S樹脂、PET−G等の電気的絶縁性材料に、予め後に
ICチップモジュールを挿入することになる穴5をあけ
たものを利用する。またこの穴5の下にはアンテナの端
子が配置されている。この穴5は熱溶融しにくいフィル
ム(二軸延伸ポリエステル等)を嵌入してダミー材料6
として塞いで置く。図1(b)はラミネート後にこのダ
ミー材料6を取り除くことによりアンテナ側端子40を
削ることなく露出させ、次にICチップモジュール8を
アンテナ側端子40とモジュールのICチップ側端子1
0を接続するようにはめ込み、ICカード9としたもの
である。ダミー材料6のはめ込みを行う際、後工程でず
れないようダミー材料の下面に、一定の熱がかかると接
着力のなくなる熱剥離性の接着シートを好適に利用し、
固定に用いる事もできる。なお、ICチップモジュール
8の表面には、リーダ・ライターの電極に物理的に接触
してこのリーダ・ライターとの間で信号のやりとりを行
う電極19が設けられている。
【0012】図2は本発明の他の実施の形態の例を示し
た概略図である。図2(a)は本形態のICカードの原
板1を示した図で図1(a)と同様である。図2(b)
ではICチップモジュールを挿入する部分であって、上
記ダミー材料6の上部とその周囲の上基材7とを座ぐり
加工して穴11をあける。ただし穴11の深さはアンテ
ナの端子40には触れない距離であって、アンテナ側端
子40の表面を削るまでには至らない。この後ダミー材
料6を取り除く事によりアンテナ側端子40を露出さ
せ、ICチップモジュール8をアンテナ側端子40とモ
ジュール8の電極端子10を接続するようにはめ込む
(図2(c))。
【0013】
【発明の効果】本発明は以上のようなICカードの製造
方法であるからアンテナ端子を座ぐる事なく露出するの
で、アンテナ端子とICチップモジュール端子間の接続
を容易にかつ確実に行う事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るICカードの製造方法の一実施の
形態を示す図であり、(a)〜(b)は工程順の断面図
である。
【図2】本発明に係るICカードの製造方法の他の実施
の形態を示す図であり、(a)〜(c)は工程順の断面
図である。
【図3】従来のハイブリッド型ICカードを概略に示す
説明図であり、(a)は斜視図、(b)は断面構成図を
示す。
【符号の説明】
1・・・原板 2・・・下基材 3・・・アンテナ支持基材 4・・・アンテナ 40・・・アンテナ側端子 5・・・穴 6・・・ダミー材料 7・・・上基材 8・・・ICモジュール 9・・・ICカード 10・・・モジュールの電極端子 11・・・穴 12・・・アンテナ 13・・・ICモジュール挿入口 14・・・ICカード 15・・・接続点 16・・・下基板 17・・・アンテナ支持基材 18・・・上基板 19・・・電極 100・・・ICモジュール

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リーダ・ライターとの間で電磁気的波動に
    乗せられた信号のやりとりを行うアンテナと、このアン
    テナに電気的に接続されたアンテナ側端子と、このアン
    テナ端子に電気的に接続されたICチップモジュールと
    を、カード状基体に内蔵するICカードの製造方法にお
    いて、 前記アンテナ側端子を電気的絶縁シート上に設けられた
    導電性被膜で構成し、このアンテナ側端子の周囲に、前
    記ICチップモジュールの厚みと略同一厚みの電気的絶
    縁性材料を積層し、加圧加熱ラミネートした後、前記ア
    ンテナ側端子表面を削ることなく露出させ、 次に、前記ICチップモジュールのICチップ側端子を
    前記アンテナ側端子表面に接合して、このICチップモ
    ジュールの表面と前記電気絶縁性材料の表面とを略面一
    に構成することを特徴とするICカードの製造方法。
  2. 【請求項2】前記電気的絶縁性材料は前記ICチップモ
    ジュールと略同一大きさの穴を有し、この穴を熱溶融し
    にくいフィルムで塞ぎ、加圧加熱ラミネートした後取り
    除くことにより前記アンテナ側端子表面を露出させるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のICカードの製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記ICチップモジュールは前記リーダ・
    ライターの電極に物理的に接触して、このリーダ・ライ
    ターとの間で信号のやりとりを行う電極を、ICカード
    の表面に備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載のICカードの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100434945B1 (ko) * 2001-07-11 2004-06-12 소프트픽셀(주) 스마트 ic카드의 패키징 구조 및 그의 패키징 방법
KR101217109B1 (ko) * 2004-02-04 2012-12-31 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 아이디 라벨, 아이디 태그 및 아이디 카드

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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040608