JP2000010502A - 映像表示装置 - Google Patents

映像表示装置

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JP2000010502A
JP2000010502A JP10221158A JP22115898A JP2000010502A JP 2000010502 A JP2000010502 A JP 2000010502A JP 10221158 A JP10221158 A JP 10221158A JP 22115898 A JP22115898 A JP 22115898A JP 2000010502 A JP2000010502 A JP 2000010502A
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electric circuit
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JP10221158A
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English (en)
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Tatsuo Chiaki
千明  達生
Toshiki Ishino
俊樹 石野
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型で高い携行性を有する映像表示装置を実
現する。 【解決手段】 使用者の左右眼それぞれに映像を表示す
る透過型LCDパネル1L、1R、LCDパネル1L、
1Rをそれぞれ照明するためのバックライトユニット2
L、2R、LCDパネル1L、1Rの映像を左右眼に拡
大投影する自由曲面プリズム3L、3Rが保持部材7に
取り付けられており、システムの制御を行う電気回路基
板4が視軸に対して自由曲面プリズム3L、3Rの前方
に配置されている。そして、LCDパネル1L、1Rと
電気回路基板4は、それぞれフレキシブルフラットケー
ブル15L、15Rを屈曲させて垂みを有する状態で接
続されており、これらの部材はベースカバー5と蓋カバ
ー6による外装部材内にコンパクトに収納されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、頭部などに装着し
て映像を見るヘッドマウントディスプレイなどに代表さ
れる映像表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近、頭部に装着して表示部に映る映像
を見るヘッドマウントディスプレイ(HMD)と呼ばれ
る種類の映像表示装置が、ビデオ映像やパーソナルコン
ピュータの画面を見ることを目的として使用されてい
る。
【0003】このHMDは周囲に影響を与えることな
く、自由な場所で没入感を得ながらビデオ等を鑑賞する
ことを実現する装置であるが、頭に装着して使用するた
めに、装置が軽量で装着感が軽快であることや、簡単に
着脱でき携行性に優れていることが求められる。また、
外出先でファクシミリを見ることを目的とした携帯型フ
ァックス映像表示装置や、携帯テレビ電話のような携帯
型の映像表示装置も提案されている。
【0004】HMDとしては、例えば特開平8−251
510号公報に、ハーフミラーと凹面鏡を光学系として
使用し、表示素子として透過型液晶ディスプレイである
LCDパネルを使用し、バックライトにより照明してL
CDパネル上の像を見る装置が開示されており、本出願
人も特開平7−104209号公報において、HMDに
適した光学系を提案している。
【0005】一方、携帯型の映像表示装置としては、特
開平7−235892号公報に小型虚像ディスプレイを
具備するトランシーバが開示されており、更にこのよう
な機器に適した表示素子と光学系が、特開平8−327
920号公報に開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来例の特開平8−251510号公報のHMDにおい
ては、ハーフミラーと凹面鏡を光学系として使用してい
るために、光学系が視線に対して前後方向に寸法が大き
く、更に電気回路を光学系の上方に配置しているので、
上下方向にも寸法が大きくなり、ポケットに入れて持ち
歩く等の携帯性に難があり、更にハーフミラーを使用し
ているために、明るい画面表示が行えないという問題点
がある。
【0007】また、特開平7−104209号公報にお
いて、自由曲面プリズムを使用して光学系の大きさを小
さくし、軽快な装着感を得る装置の提案がされている
が、HMDとしてポケットに入れて持ち歩いたり、携帯
用に持ち歩くために適する工夫が必要である。
【0008】更に、特開平8−327920号公報の携
帯用の映像表示装置においては、光学系が視線方向にレ
ンズを重ねて配置され、視線に平行な方向に電子回路基
板を配置しているために、前後方向の大きさが大きくな
るという問題点がある。
【0009】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
小型で高い携行性を実現した映像表示装置を提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る映像表示装置は、映像を表示する表示素
子と、該表示素子上の映像を拡大する自由曲面プリズム
を含む光学系と、前記表示素子を照明するバックライト
手段と、前記表示素子及び前記光学系を支持する保持部
材と、前記表示素子を駆動する電気回路基板と、外装カ
バーとを有し、前記電気回路基板及び前記表示素子をフ
レキシブルフラットケーブルにより電気的に接続し、前
記電気回路基板を視軸に対して前記自由曲面プリズムの
前方に配置したことを特徴とする。
【0011】また、本発明に係る映像表示装置は、左右
眼それぞれに映像を表示する左右眼用表示素子と、該左
右眼用表示素子上の映像をそれぞれ拡大する自由曲面プ
リズムを含む左右眼用光学系と、前記左右眼用表示素子
をそれぞれ照明する左右眼用バックライト手段と、前記
左右眼用表示素子及び前記左右眼用光学系を支持する保
持部材と、前記左右眼用表示素子を駆動する電気回路基
板と、外装カバーとを有し、前記電気回路基板及び前記
左右眼用表示素子をフレキシブルフラットケーブルによ
り電気的に接続し、前記電気回路基板を視軸に対して前
記自由曲面プリズムの前方に配置したことを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明を図示の実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は第1の実施例の映像表示装置の
斜視図、図2は断面図を示し、この映像表示装置は主と
して、使用者の左右眼のそれぞれに映像を表示する透過
型LCDパネル1L、1R、LCDパネル1L、1Rを
それぞれ照明するためのバックライトユニット2L、2
R、LCDパネル1L、1R上の映像を左右眼に拡大投
影する自由曲面プリズム3L、3R、システムの制御を
行う電気回路基板4により構成されており、これら部材
は例えばABS樹脂から成るベースカバー5と蓋カバー
6による外装部材内にコンパクトに収納されている。
【0013】LCDパネル1L、1R及び自由曲面プリ
ズム3L、3Rは、例えばポリカーボネート樹脂で作ら
れた保持部材7に支持されており、この保持部材7は左
右眼用のLCDパネル1L、1Rの取付面8L、8Rが
垂直面9により連結された形状となっており、取付面8
L、8Rの中央部分には、それぞれ開口10L、10R
が形成されている。
【0014】LCDパネル1L、1Rは、それぞれ自由
曲面プリズム3L、3Rと所定の関係を満たすように、
かつその表示部が保持部材7の開口10L、10Rの範
囲内に位置し、更に使用者が観察時に自然な見え方とな
るように位置決め調節された上で、接着やビス止めなど
の手段により、保持部材7の取付面8L、8Rに固定さ
れている。
【0015】また、取付面8L、8Rの下方の開口10
L、10Rの両端には、2個ずつ計4個の取付フランジ
11LL、11LR、11RL、11RR(11LR、11RRは図
示せず)が垂設されており、垂直面9の上下にはそれぞ
れ取付孔12、取付ボス13が形成されている。
【0016】自由曲面プリズム3L、3Rは例えばアク
リル樹脂から成り、特開平7−104209号公報に開
示されているような光学的特性を有し、側面にそれぞれ
2個ずつの取付フランジ14LL、14LR、14RL、14
RR(14LR、14RRは図示せず)が自由曲面プリズム3
L、3Rに一体的に形成されている。自由曲面プリズム
3L、3Rの位置決め後に、取付フランジ14LL、14
LR、14RL、14RRを保持部材7の取付フランジ11L
L、11LR、11RL、11RRにそれぞれに合わせて、接
着やビス止めなどにより保持部材7に固定されている。
【0017】そして、LCDパネル1L、1Rを駆動す
るための電極は、それぞれフレキシブルフラットケーブ
ル15L、15Rを介して駆動回路を搭載する電気回路
基板4に接続されており、このときフレキシブルフラッ
トケーブル15L、15Rは、LCDパネル1L、1R
の位置決め調節時にLCDパネル1L、1Rを動かせる
ように、例えば2回屈曲したS形状とされている。
【0018】電気回路基板4は例えばガラスエポキシ基
板から成り、略中央部に取付孔16が設けられており、
取付孔16を介して保持部材7の取付ボス13にビスな
どにより固定されている。また、電気回路基板4上には
映像をLCDパネル1L、1R上に表示するための回
路、バックライトユニット2L、2Rを点灯する回路、
電源回路が組み込まれており、これらの回路は電線1
7、コネクタを介して、例えばビデオデッキのような映
像出力回路や信号処理回路や電源回路などを含む映像信
号発生手段に接続されている。
【0019】バックライトユニット2L、2Rは、それ
ぞれ平面管型の蛍光バックライト18L、18Rとイン
バータ回路19L、19Rから成り、それぞれLCDパ
ネル1L、1R上にスペーサを介して接着などの周知の
手段で固定されており、それぞれ電線20L、20Rに
より電気回路基板4上の電気回路に接続されている。
【0020】外装部材のベースカバー5の中央には取付
ボス21が設けられ、左右には左右眼用の開口22L、
22Rが設けられている。取付ボス21の中心はビス孔
になっており、保持部材7の取付孔12を介してビス止
めすることにより、保持部材7はベースカバー5に固定
されている。このとき、保持部材7の取付孔12とベー
スカバー5の取付ボス21の間にゴムブッシュなどの緩
衝部材を介在させて、ベースカバー5に加わる外力によ
り保持部材7が変形して自然な見え方が阻害されること
を防止するようになっている。そして、ベースカバー5
と蓋カバー6とは、電線17に取り付けられたブッシュ
23を、ベースカバー5の切欠き24と蓋カバー6の切
欠き25により挟持して電線17を機械的に固定した状
態で、接着やビス止めなどの手段により固定されてい
る。
【0021】このような構成により、映像出力機器から
の映像信号による映像がLCDパネル1L、1Rに表示
され、バックライト18L、18Rに照明されたLCD
パネル1L、1R上の映像は、自由曲面プリズム3L、
3Rにより拡大され、ベースカバー5の開口22L、2
2Rを介して使用者により観察される。
【0022】本実施例の映像表示装置は、図2に示すよ
うに例えば電気回路基板4が自由曲面プリズム3L、3
Rの背面に位置するような、効率良い部品配置とされて
いるために、小型に構成することができる。そして、組
立時にフレキシブルフラットケーブル15L、15Rは
垂みを有し、少なくとも1回屈曲した状態としているの
で、位置決め調整によってLCDパネル1L、1Rが移
動しても、力が加わって保持部材7が変形することを防
止することができ、LCDパネル1L、1Rがずれて映
像に影響が生ずることを回避することができる。また、
電気回路基板4は略中央部の1個所だけで保持部材7に
固定されているので、電気回路基板4の形状精度、特に
平面度により保持部材7が変形することを防止し、使用
者は自然な視覚を得ることができる。
【0023】本実施例においては、インバータ回路19
L、19Rは、蛍光バックライト18L、18Rと共に
バックライトユニット2L、2Rとして構成している
が、インバータ回路19L、19Rを電気回路基板4上
に配置することもできる。この際には、電気回路基板4
とLCD1L、1Rを接続するケーブルを、バックライ
ト18L、18Rと接続するケーブルとを分けることが
ノイズ防止のために望ましい。
【0024】図3は第2の実施例の単眼式の映像表示装
置の斜視図を示し、携帯テレビ電話、ファックスビュー
ワなどに応用可能である。この映像表示装置は主とし
て、単眼用の透過型LCDパネル30、バックライトユ
ニット31、自由曲面プリズム32から構成され、電気
回路基板33と共にベースカバー34と蓋カバー35か
ら成る外装部材内に収納されている。
【0025】本実施例の保持部材36も例えばポリカー
ボネート樹脂で作られており、保持部材36には、開口
37、LCD取付面38、取付孔39L、39R、取付
フランジ40L、40Rが設けられている。また、自由
曲面プリズム32は第1の実施例と同様のプリズムであ
り、自由曲面プリズム32のLCDパネル30と対向す
る面の有効光束が通過する範囲の外側に、左右の取付用
ビス孔が設けられており、このビス孔に保持部材36の
取付孔39L、39Rを介してビス41L、41Rを締
め込むことにより、自由曲面プリズム32は保持部材3
6の下側に固定されている。
【0026】LCDパネル30は自由曲面プリズム32
と所定の関係を満たし、かつその表示部が保持部材36
の開口37の範囲内になるように、接着やビス止めなど
の手段により、保持部材36のLCD取付面38に固定
されている。また、LCDパネル30を駆動するための
電極は、フレキシブルフラットケーブル42を介して駆
動回路を搭載した取付孔43を有する電気回路基板33
に接続されている。
【0027】電気回路基板33は電線44やコネクタを
介して、映像信号発生手段に接続されている。また、バ
ックライトユニット31は蛍光バックライト45とイン
バータ回路46から成り、LCDパネル30にスペーサ
を介して接着などの周知の手段で固定され、また電線4
7によって電気回路基板33に接続されている。
【0028】ベースカバー34と蓋カバー35は、開口
48と取付ボス49L、49Rが設けられ、この取付ボ
ス49L、49Rの中央にはそれぞれビス孔が設けられ
ており、このビス孔に保持部材36の取付フランジ40
L、40Rを介してビスを締め込むことによって、保持
部材36はベースカバー34に固定されている。
【0029】また、蓋カバー35には基板取付ボス50
が設けられており、基板取付ボス50を電気回路基板3
3の取付孔43に挿入して基板取付ボス50に設けられ
たビス孔にビス止めすることにより電気回路基板33が
蓋カバー35に固定され、更に蓋カバー35は、ベース
カバー34に接着やビス止めなどの周知の手段によって
固定される。このとき、電線44はそのブッシュ51を
ベースカバー34と蓋カバー35の切欠き52、53に
より挟持されている。
【0030】このような構成により、映像出力機器から
の映像信号がLCDパネル30に出力され、バックライ
ト31に照明されたLCDパネル30上の映像は自由曲
面プリズム32により拡大され、ベースカバー34の開
口48から覗く使用者の片眼に観察される。このよう
に、電気回路基板33を蓋ケース35に固定することに
より、電気回路基板33を固定する際に、保持部材36
を変形させてしまうことを回避することができる。
【0031】図4は単眼構成の映像表示装置を携帯テレ
ビ電話に応用した第3の実施例を示し、携帯電話本体5
5に画像を表示する視覚ユニット56が連結されてい
る。即ち、図3に示す映像表示装置を携帯電話本体55
に電気的に接続して機械的に固定したものである。この
場合には、使用者の頭部の形の個人差に対応させるため
に、視覚ユニット56は携帯電話本体55に対して少な
くとも画面の上下方向に回動できるように固定すること
が好適である。
【0032】図5は第4の実施例の斜視図、図6は断面
図を示し、電気回路基板をハード基板ではなくフレキシ
ブルプリント基板によりフラットケーブルの一部に形成
して、装置全体の更なる小型化を図り、HMDに応用し
たものである。
【0033】本実施例の映像表示装置は、第1の実施例
と同様の左右眼用の透過型LCDパネル60L、60
R、バックライトユニット61L、61R、自由曲面プ
リズム62L、62Rから構成され、電気回路基板63
はフレキシブルフラットケーブルと同素材の例えばポリ
イミド樹脂を基体として一体的に形成されている。そし
て、これらの部材は第1の実施例と同様に、ベースカバ
ー64と蓋カバー65から成る外装部材によってコンパ
クトに収納されており、ベースカバー64には使用者の
頭部にHMDを装着するためのHMD装着部66が取り
付けられている。
【0034】本実施例の保持部材67も例えばポリカー
ボネート樹脂で作られ、保持部材67の表側は左右眼用
のLCD取付面となっており、裏側は同様に偏平な左右
眼用のプリズム取付面になっている。また、保持部材6
7には左右眼用の開口68L、68Rが設けられてお
り、開口68L、68Rのそれぞれ左右両側にプリズム
取付孔69LL、69LR、69RL、69RRが設けられ、中
央部の垂直面70にはベースカバー64に固定するため
の取付孔71が設けられている。
【0035】自由曲面プリズム62L、62Rは例えば
アクリル樹脂で作られており、光学的に第1の実施例と
同様であり、自由曲面プリズム62L、62Rには、L
CDパネル60L、60Rと対向する面の有効光束が通
る領域72L、72Rの外側に、取付面73L、73R
が有効光束の通る領域72L、72Rの全周を囲むよう
に設けられており、それぞれ取付用のビス孔74LL、7
4LR、74RL、74RRが設けられている。
【0036】保持部材67のプリズム取付面には、自由
曲面プリズムの取付面73L、73Rが当接し、ビス7
5LL、75LR、75RL、75RR(75RL、75RRは図示
せず)をそれぞれプリズム取付孔69LL、69LR、69
RL、69RRに通して、自由曲面プリズム62L、62R
のビス孔74LL、74LR、74RL、74RRに締め込むこ
とによって、自由曲面プリズム62L、62Rが保持部
材67に固定されている。このとき、プリズム取付面の
位置は、自由曲面プリズム62L、62Rの取付面73
L、73Rと保持部材67のプリズム取付面を当接させ
ると、LCDパネル60L、60R上の像が使用者に対
しては例えば2mの位置に見えるようにされている。
【0037】更に、自由曲面プリズム62L、62Rと
保持部材67は、例えば自由曲面プリズム62L、62
Rの取付面73L、73R(73Rは図示せず)に位置
決め用のボスを複数個所例えば2個所設け、このボスに
対応した位置決め用の孔を保持部材67のプリズム取付
面に設け、両者を嵌合して自由曲面プリズム62L、6
2Rを視軸に垂直な方向に位置決めして固定するとよ
い。
【0038】電気回路基板63はフレキシブルフラット
ケーブルとしての機能を有する伸長部76L、76Rを
有し、伸長部76L、76RはLCDパネル60L、6
0Rの位置決め調節を行う際に、LCDパネル60L、
60Rを動かすことができるように、それぞれ図5に示
すように2回屈曲したS形状とされている。
【0039】また、電気回路基板63には、取付孔77
LL、77LR、77RL、77RRが形成されており、電気回
路基板63上の平坦部分78a、78bには、映像信号
発生手段からの信号をLCDパネル60L、60R上に
表示するための回路、バックライトを点灯する回路、電
源回路が搭載されている。そして、電気回路基板63は
電線79を介して映像信号発生手段に接続されている。
【0040】ベースカバー64には開口80L、80R
と取付ボス81が設けられ、間にゴムブッシュなどの緩
衡部材を介在させて保持部材67の取付孔73に取付ボ
ス81を挿入し、取付ボス81の中央に設けられたビス
孔にビス止めすることにより、保持部材67はベースカ
バー64に固定されている。
【0041】蓋カバー65には、電気回路基板63を位
置決め固定するための4個のダボ82LL、82LR、82
RL、82RR(82RL、82RRは図示せず)が設けられて
おり、装置を組み立て状態において、これらのダボ82
LL、82LR、82RL、82RRを図6に示すように、それ
ぞれ電気回路基板63の4個の取付孔77LL、77LR、
77RL、77RRに嵌合することにより、電気回路基板6
3は蓋カバー65に固定されている。
【0042】このとき、視線に対して上下方向に形成さ
れているダボ82LL、82LR、82RL、82RRの間隔を
電気回路基板63上の対応する孔の間隔よりも所定量だ
け狭くすれば、電気回路基板63に生ずる弾性によっ
て、電気回路基板63を蓋カバー65に固定することが
できる。そして、蓋カバー65はベースカバー65に接
着やビス止めなど周知の手段によって固定され、このと
き電線79はブッシュ83がベースカバー64と蓋カバ
ー64の切欠きに挟持されて固定されている。
【0043】ベースカバー64には、HMD装着部取付
部84においてHMD装着部66が取り付けられてお
り、HMD装着部66は前方フレーム85、左方の側方
フレーム86L、86R、前方パッド87、左右のヒン
ジ88L、88Rにより構成されており、使用しないと
きには左右のヒンジ88L、88Rにより、左右の側方
フレーム86L、86Rを畳んで収納することができる
ようになっている。
【0044】このような構成により、使用者は映像表示
装置を前方パッド87と左右の側方フレーム86L、8
6Rにより頭部に装着する。映像出力機器から映像信号
がLCDパネル60L、60Rに出力され、バックライ
ト61L、61Rに照明されたLCDパネル60L、6
0Rの映像は、自由曲面プリズム62L、62Rにより
拡大されて、開口80L、80Rから使用者に観察され
る。
【0045】このように、自由曲面プリズム62L、6
2Rを保持部材67に固定し、更にLCDパネル60
L、60Rを保持部材67に固定することによって、L
CDパネル60L、60Rや自由曲面プリズム62L、
62RのLCDパネル60L、60Rと対向する面に塵
埃が進入することを防止することができる。また、光学
倍率を高く設定している場合には、更に自由曲面プリズ
ム62L、62Rの取付面73L、73Rと保持部材6
7との間、保持部材67のLCD取付面74とLCDパ
ネル60L、60Rとの間又はLCDパネル60L、6
0Rを固定する保持部材67の間の表示に関係しない部
分の間隙に充填剤を充填することにより、それぞれの部
品の表面の状態などによって生ずる微小な隙間を埋める
ことができるので、塵埃の進入を防止し、使用者が像を
見ようとしたときに塵埃が見えてしまうなどの不具合を
回避することができる。
【0046】更に、組み立て状態においては、図6に示
すような電気回路基板63が蓋カバー65の内壁面に沿
う形状となっているので、映像表示装置をより小型に形
成することができる。また、集積回路などの高さの高い
電気部品が自由曲面プリズム62L、62Rの間の空間
に位置するように基板及びフラットケーブルのレイアウ
トを行うことにより、一層の小型化を実現することがで
きる。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る映像表
示装置は、光学系に自由曲面プリズムを使用し、電気回
路基板を視軸に対して自由曲面プリズムの前方に配置
し、電気回路基板と表示素子をフレキシブルフラットケ
ーブルにより接続することにより、小型で携行性に優れ
た装置とすることができる。
【0048】また、本発明に係る映像表示装置は、左右
眼用の自由曲面プリズムを使用し、電気回路基板を視軸
に対して自由曲面プリズムの前方に配置し、電気回路基
板と左右眼用の表示素子をそれぞれフレキシブルフラッ
トケーブルにより接続することにより、組み立て時にフ
レキシブルフラットケーブルの曲がりによって視軸の上
下方向がずれて、光学的条件に影響が生ずることが回避
され、安全で快適な自然な双眼視を実現することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の斜視図である。
【図2】要部の断面図である。
【図3】第2の実施例の斜視図である。
【図4】第3の実施例の携帯用テレビ電話の斜視図であ
る。
【図5】第4の実施例の斜視図である。
【図6】要部の断面図である。
【符号の説明】
1L、1R、30、60L、60R LCDパネル 2L、2R、31、61L、61R バックライトユニ
ット 3L、3R、32、62L、62R 自由曲面プリズム 4、33、63 電気回路基板 5、34、64 ベースカバー 6、35、65 蓋カバー 7、36、67 保持部材 15L、15R、42 フレキシブルフラットケーブル 55 携帯電話本体 56 視覚ユニット 66 HMD装着部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C058 AA06 AB03 AB05 AB06 BA01 BA05 5G435 AA18 BB12 BB15 DD02 DD06 EE34 EE47 GG03 GG25 LL07 LL08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像を表示する表示素子と、該表示素子
    上の映像を拡大する自由曲面プリズムを含む光学系と、
    前記表示素子を照明するバックライト手段と、前記表示
    素子及び前記光学系を支持する保持部材と、前記表示素
    子を駆動する電気回路基板と、外装カバーとを有し、前
    記電気回路基板及び前記表示素子をフレキシブルフラッ
    トケーブルにより電気的に接続し、前記電気回路基板を
    視軸に対して前記自由曲面プリズムの前方に配置したこ
    とを特徴とする映像表示装置。
  2. 【請求項2】 左右眼それぞれに映像を表示する左右眼
    用表示素子と、該左右眼用表示素子上の映像をそれぞれ
    拡大する自由曲面プリズムを含む左右眼用光学系と、前
    記左右眼用表示素子をそれぞれ照明する左右眼用バック
    ライト手段と、前記左右眼用表示素子及び前記左右眼用
    光学系を支持する保持部材と、前記左右眼用表示素子を
    駆動する電気回路基板と、外装カバーとを有し、前記電
    気回路基板及び前記左右眼用表示素子をフレキシブルフ
    ラットケーブルにより電気的に接続し、前記電気回路基
    板を視軸に対して前記自由曲面プリズムの前方に配置し
    たことを特徴とする映像表示装置。
  3. 【請求項3】 前記電気回路基板上の前記フレキシブル
    フラットケーブルの中心位置と、前記自由曲面プリズム
    の中心位置とが略一致する位置に、前記フレキシブルフ
    ラットケーブルを接続する請求項2に記載の映像表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記フレキシブルフラットケーブルは少
    なくとも1回屈曲して配置する請求項2に記載の映像表
    示装置。
  5. 【請求項5】 前記電気回路基板は固定手段により前記
    保持部材に1個所で固定する請求項2に記載の映像表示
    装置。
  6. 【請求項6】 前記電気回路基板は外装カバーに固定す
    る請求項2に記載の映像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7061449B2 (en) 2001-06-27 2006-06-13 Canon Kabushiki Kaisha Portable information terminal, information viewing method, and program
WO2010052958A1 (ja) * 2008-11-10 2010-05-14 シャープ株式会社 表示装置
JP2017211674A (ja) * 2017-08-25 2017-11-30 セイコーエプソン株式会社 虚像表示装置
JP2018133768A (ja) * 2017-02-17 2018-08-23 株式会社ザクティ 画像表示装置

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