JP2000009415A - 多回転体の回転角検出装置 - Google Patents

多回転体の回転角検出装置

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JP2000009415A
JP2000009415A JP17737998A JP17737998A JP2000009415A JP 2000009415 A JP2000009415 A JP 2000009415A JP 17737998 A JP17737998 A JP 17737998A JP 17737998 A JP17737998 A JP 17737998A JP 2000009415 A JP2000009415 A JP 2000009415A
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JP
Japan
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angle
rotation angle
absolute
potentiometer
rotation
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JP17737998A
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Minoru Kato
稔 加藤
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な処理により正確な多回転体の絶対回転
角を検出することができる多回転体の回転角検出装置を
提供することである。 【解決手段】 ステアリングの回転角を第1の速比で加
速して検出し、この検出した検出角をリニア出力する第
1のポテンショメータ10と、前記ステアリングの回転
角を第2の速比で加速して検出し、この検出した検出角
をリニア出力する第2のポテンショメータ12と、前記
第1のポテンショメータ10により出力された検出角及
び前記第2のポテンショメータ12により出力された検
出角の組み合わせにより、前記ステアリングの絶対回転
角を算出する絶対回転角算出部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車用ステア
リングなどのように1回転以上の有限回転数内で回転す
る多回転体の絶対回転角を検出する多回転体の回転角検
出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ステアリングなどのよう
に1回転以上の有限回転数内で回転する多回転体の絶対
回転角を検出する検出装置として、特開平5−9960
8号公報に開示されている回転角検出装置等が存在す
る。この回転角検出装置においては、位相差を有する2
つのポテンショメータの出力に基づいて多回転体の絶対
回転角を検出している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
回転角検出装置においては、位相差を有する2つのポテ
ンショメータの出力に基づいて、まず中立位置を設定し
中立位置からの回転角の相対値を求めることにより回転
角の絶対値を求める必要があり、回転角の絶対値を求め
るために煩雑な処理を必要としていた。
【0004】この発明の課題は、簡単な処理により正確
な多回転体の絶対回転角を検出することができる多回転
体の回転角検出装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の多回転体
の回転角検出装置は、多回転体の回転角を第1の速比で
加速して検出し、この検出した検出角をリニア出力する
第1の検出手段と、前記多回転体の回転角を第2の速比
で加速して検出し、この検出した検出角をリニア出力す
る第2の検出手段と、前記第1の検出手段により出力さ
れた検出角及び前記第2の検出手段により出力された検
出角の組み合わせにより、前記多回転体の絶対回転角を
算出する絶対回転角算出手段とを備えることを特徴とす
る。
【0006】この請求項1記載の多回転体の回転角検出
装置によれば、第1の検出手段によりリニア出力された
検出角と第2の検出手段によりリニア出力された検出角
との差の大きさ等に基づいて、絶対回転角算出手段によ
り多回転体の絶対回転角を算出する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図5を参照してこの
発明の実施の形態の説明を行う。図1は実施の形態にか
かる回転角検出装置のブロック構成図である。
【0008】この回転角検出装置は、自動車用ステアリ
ングの回転角を検出する検出装置であり、第1のポテン
ショメータ10及び第2のポテンショメータ12の出力
に基づいて、絶対角演算部14によりステアリングの絶
対回転角を算出するものである。ここで第1のポテンシ
ョメータ10及び第2のポテンショメータ12はいずれ
も、回転軸と共に回転する2つのブラシとこのブラシが
接触するリング状の抵抗体を備えて構成されている。
【0009】図2は、第1のポテンショメータ10及び
第2のポテンショメータ12のリング状の抵抗体20、
0Vに設定されているリング状の電極22及び+5Vに
設定されているリング状の電極24を示すものである。
なお、抵抗体20と電極22は、円周形状の一部におい
て接続されており、また抵抗体20と電極24は、抵抗
体20と電極22とが接続されている位置から180d
egずれた位置において接続されている。また、第1の
ポテンショメータ10及び第2のポテンショメータ12
が有する2つのブラシ(図示せず)は、90degずれ
た状態でリング状の抵抗体20と接触するように配置さ
れていることから、第1のポテンショメータ10及び第
2のポテンショメータ12の出力は、それぞれ図3のグ
ラフに示すように90degの位相差を有する2種類の
出力電圧として出力される。
【0010】即ち、上述の第1のポテンショメータ10
は、ステアリングの回転角ωを速比o/n(=ステアリ
ングの回転数/第1のポテンショメータの回転軸の回転
数)で加速して第1のポテンショメータ10の回転軸の
回転角θとして検出し検出値を電圧値によりリニア出力
するものである。また第2のポテンショメータ12は、
ステアリングの回転角ωを速比o/m(=ステアリング
の回転数/第2のポテンショメータの回転軸の回転数)
で加速して第2のポテンショメータ12の回転軸の回転
角Φとして検出し検出値を電圧値によりリニア出力する
ものである。
【0011】従って、速比o/n=100/24、速比
o/m=100/25とした場合には、ポテンショメー
タの回転軸の回転角θ、Φとステアリングの回転角ωと
の関係は、図4に示す関係となる。即ち、第1のポテン
ショメータ10の回転軸が1回転(360deg回転)
した場合に、ステアリングが86.4deg回転し、第
2のポテンショメータ12の回転軸が1回転(360d
eg回転)した場合に、ステアリングが90deg回転
する。
【0012】図5は、第1のポテンショメータ10、第
2のポテンショメータ12により検出された回転角θ、
Φをそれぞれステアリングの回転角に換算した換算角θ
´,Φ´を縦軸に示し、ステアリングの絶対回転角ωを
横軸に示したグラフである。このグラフに示されるよう
に、第1のポテンショメータ10で検出した回転角θ=
360degの時、この回転角をステアリングの回転角
に換算するとθ´=86.4degになる。従って、回
転角θ=360deg毎にステアリングの絶対回転角ω
は、86.4degづつ増加する。また、第2のポテン
ショメータ12で検出した回転角Φ=360degの
時、この回転角をステアリングの回転角に換算するとΦ
´=90degになる。従って、回転角Φ=360de
g毎にステアリングの絶対回転角ωは、90degづつ
増加する。
【0013】このグラフから明らかなように、回転角θ
から換算したステアリングの換算角θ´と回転角Φから
換算したステアリングの換算角Φ´は、回転角θ、Φが
360degとなる毎に1.6degのずれを生じる。
即ち、0deg≦ω<86.4degの時は、回転角θ
から換算したステアリングの換算角θ´と回転角Φから
換算したステアリングの換算角Φ´との間にずれが生じ
ないが、ω=86.4degの時に回転角θから換算し
た換算角θ´が0degとなることよりこの時点で8
6.4degの差が生じる。なお、ω=90degの時
に回転角Φから換算した換算角Φ´が0degとなるこ
とから、この時点における回転角θから換算したステア
リングの換算角θ´と回転角Φから換算したステアリン
グの換算角Φ´との間に3.6degの差が生じる。こ
の差は、90deg≦ω<172.8degの区間で維
持される。その後は、ωの増加に伴って、同様に回転角
θから換算した換算角θ´と回転角Φから換算した換算
角θ´とのずれの大きさが変化する。従って、絶対角演
算部14においては、このずれの大きさに基づいてステ
アリングの絶対回転角ωの算出を行う。
【0014】即ち、絶対角演算部14においては、第1
のポテンショメータ10及び第2のポテンショメータ1
2の出力が入力された場合に、次のようにしてステアリ
ングの絶対回転角ωを算出する。
【0015】まず、block=(φ×m/o−θ×n
/o)を求める。ここでΦ,θは0deg以上360d
eg未満の値を繰り返しとる。なお、このblockが
回転角θから換算したステアリングの換算角θ´と回転
角Φから換算したステアリングの換算角Φ´とのずれを
示す。
【0016】
【数1】
【0017】なお、この実施の形態においては、o:
m:n=100:25:24(速比)であるため、最大
値ωmax=360×25×24/100=2160d
egまでの絶対角を検出することができる。
【0018】この実施の形態にかかる回転角検出装置に
よれば、中立位置を求めることなく回転角の絶対値を正
確に検出することができる。
【0019】なお、上述の実施の形態においては、ポテ
ンショメータ式の回転角検出器を用いているが、これに
限らず静電容量式の回転角検出装置を用いても良い。
【0020】また、自動車用ステアリング以外にも、1
回転以上の有限回転数内で回転する多回転体の絶対回転
角を検出するために用いることができる。
【0021】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、第1の検
出手段によりリニア出力された検出角と第2の検出手段
によりリニア出力された検出角との差の大きさに基づい
て、絶対回転角算出手段により多回転体の絶対回転角を
算出するため、中立位置を求める等の処理を行うことな
く直接絶対回転角を算出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態にかかる回転角検出装置
のブロック構成図である。
【図2】この発明の実施の形態にかかるポテンショメー
タの抵抗体及び電極を示す図である。
【図3】この発明の実施の形態にかかるポテンショメー
タの出力を示すグラフである。
【図4】この発明の実施の形態にかかるポテンショメー
タの回転角とステアリングの回転角の関係を示すグラフ
である。
【図5】この発明の実施の形態にかかるポテンショメー
タの検出角をステアリングの回転角に換算したものとス
テアリングの回転角の関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10…第1のポテンショメータ、12…第2のポテンシ
ョメータ、14…絶対角演算部、20…抵抗体、22,
24…電極。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多回転体の回転角を第1の速比で加速し
    て検出し、この検出した検出角をリニア出力する第1の
    検出手段と、 前記多回転体の回転角を第2の速比で加速して検出し、
    この検出した検出角をリニア出力する第2の検出手段
    と、 前記第1の検出手段により出力された検出角及び前記第
    2の検出手段により出力された検出角の組み合わせによ
    り、前記多回転体の絶対回転角を算出する絶対回転角算
    出手段と、 を備えることを特徴とする多回転体の回転角検出装置。
JP17737998A 1998-06-24 1998-06-24 多回転体の回転角検出装置 Pending JP2000009415A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007333520A (ja) * 2006-06-14 2007-12-27 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転角度検出装置
JP2008026174A (ja) * 2006-07-21 2008-02-07 Furukawa Electric Co Ltd:The 回転角度検出装置
CN114034241A (zh) * 2022-01-11 2022-02-11 四川永星电子有限公司 一种精密同轴四联角位移传感器

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