JP2000005925A - 切断装置 - Google Patents
切断装置Info
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- JP2000005925A JP2000005925A JP17741398A JP17741398A JP2000005925A JP 2000005925 A JP2000005925 A JP 2000005925A JP 17741398 A JP17741398 A JP 17741398A JP 17741398 A JP17741398 A JP 17741398A JP 2000005925 A JP2000005925 A JP 2000005925A
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- finishing
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Landscapes
- Sawing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 切断のための丸鋸が所定の範囲を一往復する
間に、両方の切断面を仕上げ加工できる切断装置を提供
する。 【解決手段】 加工の際に材料を載置する加工テーブル
2と、この加工テーブルの下部から上面に出没可能かつ
走行可能な加工手段3と、この加工手段の刃が走行でき
るように加工テーブルを貫通して設けられた走行溝22
とを備えた切断装置において、上記加工手段を、切断用
丸鋸31と該切断用丸鋸の後を走行する仕上げ用丸鋸3
2とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の向きを、
その径方向Bが上記加工手段の走行方向Cに対して斜状
にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ用丸
鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるように
設けたことを特徴とする。
間に、両方の切断面を仕上げ加工できる切断装置を提供
する。 【解決手段】 加工の際に材料を載置する加工テーブル
2と、この加工テーブルの下部から上面に出没可能かつ
走行可能な加工手段3と、この加工手段の刃が走行でき
るように加工テーブルを貫通して設けられた走行溝22
とを備えた切断装置において、上記加工手段を、切断用
丸鋸31と該切断用丸鋸の後を走行する仕上げ用丸鋸3
2とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の向きを、
その径方向Bが上記加工手段の走行方向Cに対して斜状
にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ用丸
鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるように
設けたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木製の板材または
樹脂板のほか、アルミニウムをはじめ丸鋸で切断可能な
金属製の板材を加工する装置に関する。
樹脂板のほか、アルミニウムをはじめ丸鋸で切断可能な
金属製の板材を加工する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、丸鋸を走行させつつ板材を切
断する装置(いわゆるランニングソー)は、単純に所定
寸法に板材を切断するための装置であったが、切断面を
所望の状態に仕上げるため、切断後の製品の切断面を仕
上げ加工などの二次加工が必要とされていた。このよう
な二次加工としては、木製の板材では鉋盤、金属製の板
材ではフライス盤によって、切断面をそれぞれ仕上げ加
工することが一般的であった。
断する装置(いわゆるランニングソー)は、単純に所定
寸法に板材を切断するための装置であったが、切断面を
所望の状態に仕上げるため、切断後の製品の切断面を仕
上げ加工などの二次加工が必要とされていた。このよう
な二次加工としては、木製の板材では鉋盤、金属製の板
材ではフライス盤によって、切断面をそれぞれ仕上げ加
工することが一般的であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、二次加
工を施す場合、所定の寸法に切断した製品の切断面を再
加工すれば、僅かながら所定寸法よりも小さくなるのは
当然であり、切断の際に予め再加工のための削り代を考
慮して寸法を算出しなければならず、非常に煩瑣であっ
た。また、フライス盤などのように切断装置とは異なる
装置を使用して切断面を仕上げる場合、切断後の製品を
切断装置から取り出した後、フライス盤などに装着しな
ければならず、当該二次加工が効率の悪い作業となって
いた。
工を施す場合、所定の寸法に切断した製品の切断面を再
加工すれば、僅かながら所定寸法よりも小さくなるのは
当然であり、切断の際に予め再加工のための削り代を考
慮して寸法を算出しなければならず、非常に煩瑣であっ
た。また、フライス盤などのように切断装置とは異なる
装置を使用して切断面を仕上げる場合、切断後の製品を
切断装置から取り出した後、フライス盤などに装着しな
ければならず、当該二次加工が効率の悪い作業となって
いた。
【0004】そこで、本発明者は、単一の切断装置によ
り、仕上げ加工を同時に行うことができる方法を研究し
たが、丸鋸の刃先を材料に接触する角度によって、切断
面の状態が異なることを発見したものの、切断された両
側の面を同時に良好に仕上げることができず、仮に、片
方の切断面の仕上がりが良好であっても、他方の切断面
の仕上がり状態が不十分となっていた。そのため、使用
に際しては、片方の切断面を仕上げた後に、材料を反転
させて他方の切断面に同様の状態で丸鋸を接触させる方
法を取っていた。しかし、この装置であっても、切断後
の製品を装置に装着し直すという手間は、前記フライス
盤などを使用する場合と同様であって、作業効率を向上
させるには至らなかった。
り、仕上げ加工を同時に行うことができる方法を研究し
たが、丸鋸の刃先を材料に接触する角度によって、切断
面の状態が異なることを発見したものの、切断された両
側の面を同時に良好に仕上げることができず、仮に、片
方の切断面の仕上がりが良好であっても、他方の切断面
の仕上がり状態が不十分となっていた。そのため、使用
に際しては、片方の切断面を仕上げた後に、材料を反転
させて他方の切断面に同様の状態で丸鋸を接触させる方
法を取っていた。しかし、この装置であっても、切断後
の製品を装置に装着し直すという手間は、前記フライス
盤などを使用する場合と同様であって、作業効率を向上
させるには至らなかった。
【0005】本発明は、上記諸点にかんがみ、切断のた
めの丸鋸が所定の範囲を一往復する間に、両方の切断面
を仕上げ加工できる切断装置の提供を目的とする。
めの丸鋸が所定の範囲を一往復する間に、両方の切断面
を仕上げ加工できる切断装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、加工の際に材
料を載置する加工テーブルと、この加工テーブルの下部
から上面に出没可能かつ走行可能な加工手段と、この加
工手段の刃が走行できるように加工テーブルを貫通して
設けられた走行溝とを備えた切断装置において、上記加
工手段を、切断用丸鋸と該切断用丸鋸の後を走行する仕
上げ用丸鋸とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の
向きを、その径方向が上記加工手段の走行方向に対して
斜状にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ
用丸鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるよ
うに設けたことを特徴とする切断装置を要旨とする。
料を載置する加工テーブルと、この加工テーブルの下部
から上面に出没可能かつ走行可能な加工手段と、この加
工手段の刃が走行できるように加工テーブルを貫通して
設けられた走行溝とを備えた切断装置において、上記加
工手段を、切断用丸鋸と該切断用丸鋸の後を走行する仕
上げ用丸鋸とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の
向きを、その径方向が上記加工手段の走行方向に対して
斜状にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ
用丸鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるよ
うに設けたことを特徴とする切断装置を要旨とする。
【0007】そして、前記加工手段を構成する前記切断
用丸鋸及び仕上げ用丸鋸は、同一の走行用の基部に設け
られるとともに、この基部上で個別に昇降できるように
独立して設けられてなるのが好ましく、また、前記仕上
げ用丸鋸の斜状にする角度及び平行移動の距離を調整可
能にしてなるのが好ましい。
用丸鋸及び仕上げ用丸鋸は、同一の走行用の基部に設け
られるとともに、この基部上で個別に昇降できるように
独立して設けられてなるのが好ましく、また、前記仕上
げ用丸鋸の斜状にする角度及び平行移動の距離を調整可
能にしてなるのが好ましい。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。本発明の実施形態は、図1及び図
2に示すように、広い面積の材料Aを単体で又は積層し
て載置できる定盤1と、この定盤1に連続して設けられ
る加工テーブル2とが装置の概略を構成している。定盤
1には、歩出し定規11が設けられており、定盤1の上
に載置された材料Aを所定の寸法だけ加工テーブル2へ
向けて送り出すことができるようになっている。また、
定盤1の両側には、歩出しガイド12a,12bが設け
られており、材料Aを歩出し定規11で送り出すときの
方向を規制するようになっている。加工テーブル2に
は、切断加工時に材料Aを押さえるための押さえ部21
が昇降可能に設けられており、この押さえ部21が下降
して加工テーブル2の表面に向かって材料Aを押圧する
ようになっている。また、加工テーブル2の下方には加
工手段3が走行可能に配置されている(図2参照)。こ
の加工手段3は、切断用丸鋸31と仕上げ用丸鋸32と
で構成されており、いずれも基部33の上側に昇降可能
に設けられている。また、この基部33は走行レール3
4に沿って走行できるように設けられているのである。
なお、上記基部33の走行は、一定の位置で回転するボ
ールネジと、これに螺合する雌ネジによる螺進によって
行われ、雌ネジは基部33に装着され、ボールネジは走
行レール34に平行に横設されている。
に基づいて説明する。本発明の実施形態は、図1及び図
2に示すように、広い面積の材料Aを単体で又は積層し
て載置できる定盤1と、この定盤1に連続して設けられ
る加工テーブル2とが装置の概略を構成している。定盤
1には、歩出し定規11が設けられており、定盤1の上
に載置された材料Aを所定の寸法だけ加工テーブル2へ
向けて送り出すことができるようになっている。また、
定盤1の両側には、歩出しガイド12a,12bが設け
られており、材料Aを歩出し定規11で送り出すときの
方向を規制するようになっている。加工テーブル2に
は、切断加工時に材料Aを押さえるための押さえ部21
が昇降可能に設けられており、この押さえ部21が下降
して加工テーブル2の表面に向かって材料Aを押圧する
ようになっている。また、加工テーブル2の下方には加
工手段3が走行可能に配置されている(図2参照)。こ
の加工手段3は、切断用丸鋸31と仕上げ用丸鋸32と
で構成されており、いずれも基部33の上側に昇降可能
に設けられている。また、この基部33は走行レール3
4に沿って走行できるように設けられているのである。
なお、上記基部33の走行は、一定の位置で回転するボ
ールネジと、これに螺合する雌ネジによる螺進によって
行われ、雌ネジは基部33に装着され、ボールネジは走
行レール34に平行に横設されている。
【0009】ここで、加工テーブル2には材料Aを切断
すべき方向に長尺な貫通した溝22が設けられており、
この溝22は、加工の際に加工手段3の丸鋸31,32
が加工テーブル2から上方に出現しつつ走行できるため
の走行溝になっている。従って、この走行溝22が設け
られる長手方向は、前記丸鋸31,32の設置される基
部33が走行できる方向に一致しているのである。ま
た、上記走行溝22及び基部33の走行方向は、定盤1
に設けた歩出し定規11の基準面に平行な方向となって
おり、加工手段3による加工は、基準となる歩出し定規
11に平行に行われるのである。そして、上記の押さえ
部21は、上記走行溝22に沿って長尺な構造に設けら
れていることから、材料が切断される距離の全範囲を押
さえることができるようになっている。さらに、この押
さえ部21の内部には両方の丸鋸31,32が通過でき
る程度の溝部(図示せず)が構成されていて、押さえ部
21を下降させた状態で、上記溝部内を丸鋸31,32
が走行できるようになっているのである。この溝部の存
在により、粉塵の飛散防止及び加工中の安全性を向上さ
せるものである。
すべき方向に長尺な貫通した溝22が設けられており、
この溝22は、加工の際に加工手段3の丸鋸31,32
が加工テーブル2から上方に出現しつつ走行できるため
の走行溝になっている。従って、この走行溝22が設け
られる長手方向は、前記丸鋸31,32の設置される基
部33が走行できる方向に一致しているのである。ま
た、上記走行溝22及び基部33の走行方向は、定盤1
に設けた歩出し定規11の基準面に平行な方向となって
おり、加工手段3による加工は、基準となる歩出し定規
11に平行に行われるのである。そして、上記の押さえ
部21は、上記走行溝22に沿って長尺な構造に設けら
れていることから、材料が切断される距離の全範囲を押
さえることができるようになっている。さらに、この押
さえ部21の内部には両方の丸鋸31,32が通過でき
る程度の溝部(図示せず)が構成されていて、押さえ部
21を下降させた状態で、上記溝部内を丸鋸31,32
が走行できるようになっているのである。この溝部の存
在により、粉塵の飛散防止及び加工中の安全性を向上さ
せるものである。
【0010】次に、上記走行の際に加工する加工手段3
の詳細について説明する。加工手段3を構成する切断用
丸鋸31と仕上げ用丸鋸32の双方は、図2に示してい
るとおり、それぞれ個別のモータ35,36から伝達さ
れる駆動力によって回転できるようになっている。そし
て、切断用丸鋸31と一方のモータ35とは共通の支持
部41によって支持されており、両者が同時に昇降可能
に設けられるとともに、仕上げ用丸鋸32も、他方のモ
ータ36と共通の支持部42に支持されて、同時に上昇
できるようになっているのである。このような両丸鋸3
1,32は、材料Aを加工する際、必要な一方のみが単
独で又は両方が同時に上昇できるものであり、その際に
は、各モータ35,36も上昇しているのである。
の詳細について説明する。加工手段3を構成する切断用
丸鋸31と仕上げ用丸鋸32の双方は、図2に示してい
るとおり、それぞれ個別のモータ35,36から伝達さ
れる駆動力によって回転できるようになっている。そし
て、切断用丸鋸31と一方のモータ35とは共通の支持
部41によって支持されており、両者が同時に昇降可能
に設けられるとともに、仕上げ用丸鋸32も、他方のモ
ータ36と共通の支持部42に支持されて、同時に上昇
できるようになっているのである。このような両丸鋸3
1,32は、材料Aを加工する際、必要な一方のみが単
独で又は両方が同時に上昇できるものであり、その際に
は、各モータ35,36も上昇しているのである。
【0011】上記のような昇降は、いずれもエアシリン
ダによって操作されており、その昇降は、予め決めてお
いた範囲内において可能になっている。その方法を説明
する(両支持部41,42は基本的に同じ構造であるの
で仕上げ用丸鋸32の側についてのみ説明する)。図3
(a)及び(b)に示すように、支持部42は、支柱4
3に沿って昇降するものであり、この支柱43は、走行
レール34の上に設けられる基部33に立設されてい
る。支持部42は、二箇所の摺接部44,45で支柱4
3と摺接しており、その昇降方向が上記摺接によって規
制されている。また、支柱43のほぼ中央にはエアシリ
ンダ46が備えられており、支持部42に連続する突出
片47にエアシリンダ46のロッド48が接続され、当
該ロッド48の伸縮により突出片47を介して支持部4
2を昇降することとなるのである。また、この突出片4
7の上方には、ストッパ49が配置されており、突出片
47がストッパ49に当接した状態で支持部42の上昇
が停止するように構成されているのである。そして、こ
のストッパ49は、軸部50に螺合して装着可能になっ
ている。即ち、ストッパ49には雌ネジが、軸部50に
は雄ネジが刻設されていて、ストッパ49を回転させる
ことによって、自由に上下方向へ移動させることができ
るのである。従って、丸鋸32をどの程度まで上昇させ
るか、つまり、丸鋸32を加工テーブル2の表面からど
の程度まで出現させるべきかを調整できるのであり、こ
れは、加工すべき材料Aの肉厚が変化した場合に効果を
発揮するものである。
ダによって操作されており、その昇降は、予め決めてお
いた範囲内において可能になっている。その方法を説明
する(両支持部41,42は基本的に同じ構造であるの
で仕上げ用丸鋸32の側についてのみ説明する)。図3
(a)及び(b)に示すように、支持部42は、支柱4
3に沿って昇降するものであり、この支柱43は、走行
レール34の上に設けられる基部33に立設されてい
る。支持部42は、二箇所の摺接部44,45で支柱4
3と摺接しており、その昇降方向が上記摺接によって規
制されている。また、支柱43のほぼ中央にはエアシリ
ンダ46が備えられており、支持部42に連続する突出
片47にエアシリンダ46のロッド48が接続され、当
該ロッド48の伸縮により突出片47を介して支持部4
2を昇降することとなるのである。また、この突出片4
7の上方には、ストッパ49が配置されており、突出片
47がストッパ49に当接した状態で支持部42の上昇
が停止するように構成されているのである。そして、こ
のストッパ49は、軸部50に螺合して装着可能になっ
ている。即ち、ストッパ49には雌ネジが、軸部50に
は雄ネジが刻設されていて、ストッパ49を回転させる
ことによって、自由に上下方向へ移動させることができ
るのである。従って、丸鋸32をどの程度まで上昇させ
るか、つまり、丸鋸32を加工テーブル2の表面からど
の程度まで出現させるべきかを調整できるのであり、こ
れは、加工すべき材料Aの肉厚が変化した場合に効果を
発揮するものである。
【0012】上記のような構成の切断用丸鋸31及び仕
上げ用丸鋸32のうち、切断用丸鋸31は、その径方向
の中心線が走行方向に一致しており、走行方向する丸鋸
31の後方の刃は前方の刃と同じ位置を通過するように
設けられている。これに対して、仕上げ用丸鋸32は、
図3(a)に示すように、その径方向の中心線Bが走行
方向Cに対してα°の角度だけ斜状に傾けられているの
である。これにより、当該仕上げ用丸鋸32では、前方
の刃先が切削した表面を、さらに後方の刃先が、切削す
ることとなるのである。このような斜状に傾けるための
構造は、図3(a)又は(b)に示すような調整ボルト
51,52により行われる。この調整ボルト51,52
は、丸鋸32の全体を保持している保持台53の一端を
移動させるものであり、この保持台53は、そのうちの
丸鋸32に近い位置のほぼ中央54を支点として回動で
きる状態になっているのである。
上げ用丸鋸32のうち、切断用丸鋸31は、その径方向
の中心線が走行方向に一致しており、走行方向する丸鋸
31の後方の刃は前方の刃と同じ位置を通過するように
設けられている。これに対して、仕上げ用丸鋸32は、
図3(a)に示すように、その径方向の中心線Bが走行
方向Cに対してα°の角度だけ斜状に傾けられているの
である。これにより、当該仕上げ用丸鋸32では、前方
の刃先が切削した表面を、さらに後方の刃先が、切削す
ることとなるのである。このような斜状に傾けるための
構造は、図3(a)又は(b)に示すような調整ボルト
51,52により行われる。この調整ボルト51,52
は、丸鋸32の全体を保持している保持台53の一端を
移動させるものであり、この保持台53は、そのうちの
丸鋸32に近い位置のほぼ中央54を支点として回動で
きる状態になっているのである。
【0013】また、仕上げ用丸鋸32は、走行方向に対
して垂直な方向に平行移動できるようになっており、そ
の構造は次のとおりである。まず、上記のように保持台
53を介して仕上げ用丸鋸32を支持する支持部42に
は、その下部にエアシリンダ55が設けられており(図
3(b)参照)、図4に示すように、このエアシリンダ
55のロッド57は、仕上げ用丸鋸32の走行方向に対
して垂直な方向(図中上下方向)に進退するものであ
り、この進退に合わせて、仕上げ用丸鋸32の本体部5
6も同じ方向に移動できるのである。シリンダ55によ
って進退するロッド57の先端は、揺動アーム58の一
端に接続されており、この揺動アーム58の他端は前記
保持台53に軸支されている。つまり、エアシリンダ5
5を操作すると、揺動アーム58が他端の軸支部59を
中心に揺動することとなるのである。しかも、この揺動
アーム58の一部には連結ピン60が設けられ、この連
結ピン60が丸鋸32の本体部56に固着されていて、
揺動アーム58の揺動が、連結ピン60を介して本体部
56を移動させる構造になっているのである。従って、
シリンダロッド57を延ばすとき(図4(a))、連結
ピン60は、本体部56が後退する方向(図中下方)へ
移動し、これにより仕上げ用丸鋸32を後退させておく
ことができ、また、シリンダロッド57を引き込ませる
とき(図4(b))、連結ピン60は、本体部56が前
進する方向(図中上方)へ移動するので、仕上げ用丸鋸
32を前進させることができるのである。即ち、仕上げ
用丸鋸32の走行方向に対して垂直な方向に平行移動さ
せることができるのである。
して垂直な方向に平行移動できるようになっており、そ
の構造は次のとおりである。まず、上記のように保持台
53を介して仕上げ用丸鋸32を支持する支持部42に
は、その下部にエアシリンダ55が設けられており(図
3(b)参照)、図4に示すように、このエアシリンダ
55のロッド57は、仕上げ用丸鋸32の走行方向に対
して垂直な方向(図中上下方向)に進退するものであ
り、この進退に合わせて、仕上げ用丸鋸32の本体部5
6も同じ方向に移動できるのである。シリンダ55によ
って進退するロッド57の先端は、揺動アーム58の一
端に接続されており、この揺動アーム58の他端は前記
保持台53に軸支されている。つまり、エアシリンダ5
5を操作すると、揺動アーム58が他端の軸支部59を
中心に揺動することとなるのである。しかも、この揺動
アーム58の一部には連結ピン60が設けられ、この連
結ピン60が丸鋸32の本体部56に固着されていて、
揺動アーム58の揺動が、連結ピン60を介して本体部
56を移動させる構造になっているのである。従って、
シリンダロッド57を延ばすとき(図4(a))、連結
ピン60は、本体部56が後退する方向(図中下方)へ
移動し、これにより仕上げ用丸鋸32を後退させておく
ことができ、また、シリンダロッド57を引き込ませる
とき(図4(b))、連結ピン60は、本体部56が前
進する方向(図中上方)へ移動するので、仕上げ用丸鋸
32を前進させることができるのである。即ち、仕上げ
用丸鋸32の走行方向に対して垂直な方向に平行移動さ
せることができるのである。
【0014】なお、このような本体部56の進退は所定
の方向に向かって規制されており、これは、図3(b)
で示したとおり、本体部56が保持台53に規制されな
がら摺接していることによるものである。しかも、上記
のようなエアシリンダにより本体部56が保持台53の
上を進退する場合、両者の位置関係を微調整することに
よって、丸鋸32の移動距離を制限することができるの
である。即ち、図5に示すように、本体部56の端面に
は埋め込み式のボルト61が設けられ、このボルト61
が保持台53の一部を貫通するように配置され、ボルト
61の先端にダブルナット62を螺合させることによっ
て、このダブルナット62が保持台53の一部に当接し
た状態で本体部56の前進を停止させることができるの
である(図5(a)参照)。また、保持台53の一部に
本体部56に向けて突出するボルト63を螺着させ、こ
のボルト63を保持台53の一部の両側からナット6
4,65により締着させることにより、本体部56の後
退を制限することができるのである(図5(b)参
照)。そして、本体部56の前進はダブルナット62の
位置の変化によって、また、後退はボルト63の回動に
よる突出量の変化によって、それぞれ許容される移動範
囲を変更できるものである。
の方向に向かって規制されており、これは、図3(b)
で示したとおり、本体部56が保持台53に規制されな
がら摺接していることによるものである。しかも、上記
のようなエアシリンダにより本体部56が保持台53の
上を進退する場合、両者の位置関係を微調整することに
よって、丸鋸32の移動距離を制限することができるの
である。即ち、図5に示すように、本体部56の端面に
は埋め込み式のボルト61が設けられ、このボルト61
が保持台53の一部を貫通するように配置され、ボルト
61の先端にダブルナット62を螺合させることによっ
て、このダブルナット62が保持台53の一部に当接し
た状態で本体部56の前進を停止させることができるの
である(図5(a)参照)。また、保持台53の一部に
本体部56に向けて突出するボルト63を螺着させ、こ
のボルト63を保持台53の一部の両側からナット6
4,65により締着させることにより、本体部56の後
退を制限することができるのである(図5(b)参
照)。そして、本体部56の前進はダブルナット62の
位置の変化によって、また、後退はボルト63の回動に
よる突出量の変化によって、それぞれ許容される移動範
囲を変更できるものである。
【0015】ここで、使用する仕上げ用丸鋸32の刃に
は、図6に示すように、刃先端71の両側に向心角εを
有する切削刃先72が設けられていて、通常は、刃先端
71から切り込んで切削するものである。これは、仕上
げ用丸鋸32の回転方向Xに対して、当該丸鋸32の走
行方向Yが切り込みの方向となるからであり、当該丸鋸
32の各刃が走行方向Yに移動する量が切り込み量なさ
れることになるのである。そこで、図7(a)に示すよ
うに、前方の刃70aにおける予定切削部73は、既切
削痕74よりも走行方向Yに移動した位置になるため、
刃70aの外方に存在することとなり、走行方向Yへの
予定切削部73までの移動を切り込み量とする通常の切
削状態である。一方の後方の刃70bにあっては、既切
削痕75が刃70bの刃先端71(図6)よりも外方に
でき、予定切削部76が刃先端71(図6)よりも丸鋸
32の中心側に存在し、刃先端71から切り込まれる通
常の切削とは異なるのである。
は、図6に示すように、刃先端71の両側に向心角εを
有する切削刃先72が設けられていて、通常は、刃先端
71から切り込んで切削するものである。これは、仕上
げ用丸鋸32の回転方向Xに対して、当該丸鋸32の走
行方向Yが切り込みの方向となるからであり、当該丸鋸
32の各刃が走行方向Yに移動する量が切り込み量なさ
れることになるのである。そこで、図7(a)に示すよ
うに、前方の刃70aにおける予定切削部73は、既切
削痕74よりも走行方向Yに移動した位置になるため、
刃70aの外方に存在することとなり、走行方向Yへの
予定切削部73までの移動を切り込み量とする通常の切
削状態である。一方の後方の刃70bにあっては、既切
削痕75が刃70bの刃先端71(図6)よりも外方に
でき、予定切削部76が刃先端71(図6)よりも丸鋸
32の中心側に存在し、刃先端71から切り込まれる通
常の切削とは異なるのである。
【0016】つまり、図7(b)に示すように、丸鋸3
2の走行がY方向であれば、前方の刃70aも後方の刃
70bも同様の切り込み量Lであり、そのときの、現実
的な切り込み状態は、前方の刃70aでは、刃先端71
が切り込むことになるが、後方の刃70bでは、切削刃
先72が向心角εに沿いながら所定の幅で切り込むこと
になるのである。従って、後方の刃70bでは、切削刃
先72を広く使用されて、表面を薄く削いだように仕上
げることができるのである。また、後方の刃70bが切
削を開始する前に、前方の刃70aが加工予定面77の
粗削りを了しているため、当該粗削り面78と後方の刃
70bとの位置関係が、安定することとなり、この後方
の刃70bの仕上げ代Hを一定にすることができるので
ある。このように、仕上げ代Hが一定であるということ
は、丸鋸32に作用する負荷が一定であるということで
あり、安定した切削を実現させることができ、好適な仕
上げ面79を得ることができるものである。
2の走行がY方向であれば、前方の刃70aも後方の刃
70bも同様の切り込み量Lであり、そのときの、現実
的な切り込み状態は、前方の刃70aでは、刃先端71
が切り込むことになるが、後方の刃70bでは、切削刃
先72が向心角εに沿いながら所定の幅で切り込むこと
になるのである。従って、後方の刃70bでは、切削刃
先72を広く使用されて、表面を薄く削いだように仕上
げることができるのである。また、後方の刃70bが切
削を開始する前に、前方の刃70aが加工予定面77の
粗削りを了しているため、当該粗削り面78と後方の刃
70bとの位置関係が、安定することとなり、この後方
の刃70bの仕上げ代Hを一定にすることができるので
ある。このように、仕上げ代Hが一定であるということ
は、丸鋸32に作用する負荷が一定であるということで
あり、安定した切削を実現させることができ、好適な仕
上げ面79を得ることができるものである。
【0017】次に、本実施形態の使用態様について説明
する。本実施形態の使用の態様にあっては、まず、定盤
1に材料Aを載置し、歩出し定規11と歩出しガイド1
2を材料Aの後方及び側方に当接させ、切断すべき寸法
の基準を明確に設定する。そして、歩出し定規11を加
工テーブル2の方向へ移動させることにより、切断すべ
き位置を加工手段3の走行位置に一致させて切断の準備
を行うのである。このとき、仕上げ用丸鋸32は、走行
方向に対して斜状に維持されているのである。そこで、
図8(a)に示すように、切断用丸鋸31と仕上げ用丸
鋸32の双方を回転かつ上昇させ、加工手段3の基部3
3をレール34に沿って走行させることにより、加工手
段3が加工を開始することとなる。このときの加工状態
は、図8(b)に示すように、まず、切断用丸鋸31が
材料Aを切断し、その後方を連続して、仕上げ用丸鋸3
2が切断面の一方A1の仕上げ加工をすることとなる。
このときの仕上げ用丸鋸32の本体部56(図5)は後
退した状態である。そして、加工手段3が所定の位置ま
で移動したとき、材料Aの切断は完了し、切断面のうち
の一方A1の仕上げ加工も終了することとなる。つま
り、仕上げ用丸鋸32は、材料Aの一方の切断面A1を
仕上げることができるのである。
する。本実施形態の使用の態様にあっては、まず、定盤
1に材料Aを載置し、歩出し定規11と歩出しガイド1
2を材料Aの後方及び側方に当接させ、切断すべき寸法
の基準を明確に設定する。そして、歩出し定規11を加
工テーブル2の方向へ移動させることにより、切断すべ
き位置を加工手段3の走行位置に一致させて切断の準備
を行うのである。このとき、仕上げ用丸鋸32は、走行
方向に対して斜状に維持されているのである。そこで、
図8(a)に示すように、切断用丸鋸31と仕上げ用丸
鋸32の双方を回転かつ上昇させ、加工手段3の基部3
3をレール34に沿って走行させることにより、加工手
段3が加工を開始することとなる。このときの加工状態
は、図8(b)に示すように、まず、切断用丸鋸31が
材料Aを切断し、その後方を連続して、仕上げ用丸鋸3
2が切断面の一方A1の仕上げ加工をすることとなる。
このときの仕上げ用丸鋸32の本体部56(図5)は後
退した状態である。そして、加工手段3が所定の位置ま
で移動したとき、材料Aの切断は完了し、切断面のうち
の一方A1の仕上げ加工も終了することとなる。つま
り、仕上げ用丸鋸32は、材料Aの一方の切断面A1を
仕上げることができるのである。
【0018】引き続き、図9(a)に示すように、切断
用丸鋸31だけを加工テーブルの表面から没するように
下降させるのである。即ち、仕上げ用丸鋸32のみが加
工可能な状態にするのである。そして、仕上げ用丸鋸3
2の本体部56(図5)を前進させて、仕上げ用丸鋸3
2を切断面A2の方向に平行移動させる。これにより、
仕上げ用丸鋸32が切断面A2に接触することとなり、
引き続き、加工手段3の基部33を逆方向に走行させる
ことによって、図9(b)に示すように、当該切断面A
2の仕上げ加工をすることとなるのである。
用丸鋸31だけを加工テーブルの表面から没するように
下降させるのである。即ち、仕上げ用丸鋸32のみが加
工可能な状態にするのである。そして、仕上げ用丸鋸3
2の本体部56(図5)を前進させて、仕上げ用丸鋸3
2を切断面A2の方向に平行移動させる。これにより、
仕上げ用丸鋸32が切断面A2に接触することとなり、
引き続き、加工手段3の基部33を逆方向に走行させる
ことによって、図9(b)に示すように、当該切断面A
2の仕上げ加工をすることとなるのである。
【0019】上記のように、加工手段3が一往復するこ
とにより、両方の切断面を仕上げることができるのであ
る。従って、加工手段3が一往復すれば、再び歩出し定
規11によって材料Aを送り出すことにより連続的な加
工ができるものである。
とにより、両方の切断面を仕上げることができるのであ
る。従って、加工手段3が一往復すれば、再び歩出し定
規11によって材料Aを送り出すことにより連続的な加
工ができるものである。
【0020】ここで、仕上げ用丸鋸32による仕上げ加
工について説明すれば、図8(b)及び図9(b)にお
いて示したように、走行方向の前方の刃70a,70c
が、仕上げるべき切断面A1,A2を粗削りし、後方の
刃70b,70dが仕上げ切削を行うのである。このと
き、前方の刃70a,70cが粗削りをすることによっ
て、後方の刃70b,70dの仕上げ代Hを一定状態に
することができるのである。これは、前方の刃70a,
70cが深く切り込んだ場合でも、浅く切り込んだ場合
でも、粗削りされた後の切断面A1,A2は、仕上げ用
丸鋸32に対して一定の位置関係を構成することになる
からである。そして、上記のように、所定の仕上げ代H
を後方の刃70b,70dが均等に切削できるので、均
一な仕上げ加工を行うことができるのである。
工について説明すれば、図8(b)及び図9(b)にお
いて示したように、走行方向の前方の刃70a,70c
が、仕上げるべき切断面A1,A2を粗削りし、後方の
刃70b,70dが仕上げ切削を行うのである。このと
き、前方の刃70a,70cが粗削りをすることによっ
て、後方の刃70b,70dの仕上げ代Hを一定状態に
することができるのである。これは、前方の刃70a,
70cが深く切り込んだ場合でも、浅く切り込んだ場合
でも、粗削りされた後の切断面A1,A2は、仕上げ用
丸鋸32に対して一定の位置関係を構成することになる
からである。そして、上記のように、所定の仕上げ代H
を後方の刃70b,70dが均等に切削できるので、均
一な仕上げ加工を行うことができるのである。
【0021】次に、上記実施形態に付加することのでき
る各部の詳細を説明する。まず、集塵手段8について説
明すれば、集塵手段8は、図10に示すように、上部が
開口する断面略U字形の樋状の集塵路81が、加工手段
3が走行する方向に沿って設けられ、この集塵路81
を、加工手段3が走行できる範囲よりも長く構成してな
るものである。また、この集塵路81の全体を包囲する
ようなエンドレスの帯状蓋部材83が設けられており、
集塵路81の上部において開口する開口部82を閉塞す
ることができるようになっている。そこで、この蓋部材
83には、予め所定の範囲だけに貫通した入塵口84が
設けられており、この入塵口84は加工手段3の直下に
おいて、その走行に伴って移動するように駆動力が伝達
されている。従って、金属粉が発生する加工手段3の周
辺においてのみ集塵路81が開口し、この入塵口84か
ら金属粉を吸引できるのである。しかも、集塵路81の
両端付近にはバキューム装置に接続され、強力に吸引す
るので、入塵口84の周辺では、陰圧による吸引効果を
生じさせることができ、金属粉の飛散を防止することが
できるのである。このように集塵装置の開口を限定的に
することから、入塵口84の周辺における陰圧は非常に
大きいものであることが容易に予想でき、従来より使用
している集塵装置のダクトを上記集塵路81の図2にお
いて示しているように、バキューム接続部85,86に
接続することによって使用できるものである。
る各部の詳細を説明する。まず、集塵手段8について説
明すれば、集塵手段8は、図10に示すように、上部が
開口する断面略U字形の樋状の集塵路81が、加工手段
3が走行する方向に沿って設けられ、この集塵路81
を、加工手段3が走行できる範囲よりも長く構成してな
るものである。また、この集塵路81の全体を包囲する
ようなエンドレスの帯状蓋部材83が設けられており、
集塵路81の上部において開口する開口部82を閉塞す
ることができるようになっている。そこで、この蓋部材
83には、予め所定の範囲だけに貫通した入塵口84が
設けられており、この入塵口84は加工手段3の直下に
おいて、その走行に伴って移動するように駆動力が伝達
されている。従って、金属粉が発生する加工手段3の周
辺においてのみ集塵路81が開口し、この入塵口84か
ら金属粉を吸引できるのである。しかも、集塵路81の
両端付近にはバキューム装置に接続され、強力に吸引す
るので、入塵口84の周辺では、陰圧による吸引効果を
生じさせることができ、金属粉の飛散を防止することが
できるのである。このように集塵装置の開口を限定的に
することから、入塵口84の周辺における陰圧は非常に
大きいものであることが容易に予想でき、従来より使用
している集塵装置のダクトを上記集塵路81の図2にお
いて示しているように、バキューム接続部85,86に
接続することによって使用できるものである。
【0022】なお、エンドレスの帯状ベルトからなる蓋
部材83は、上記バキューム接続部85,86よりも外
側においてプーリ87,88(図2)で両端が支持され
ている。また、切断用丸鋸31及び仕上げ用丸鋸32の
周辺には、四方を遮蔽するカバー89(図10)が設け
られており、上記両丸鋸31,32によって生じる金属
粉の飛散を防止するとともに、上記金属粉を入塵口84
へ案内することができ、集塵効果を向上させることがで
きるようになっている。
部材83は、上記バキューム接続部85,86よりも外
側においてプーリ87,88(図2)で両端が支持され
ている。また、切断用丸鋸31及び仕上げ用丸鋸32の
周辺には、四方を遮蔽するカバー89(図10)が設け
られており、上記両丸鋸31,32によって生じる金属
粉の飛散を防止するとともに、上記金属粉を入塵口84
へ案内することができ、集塵効果を向上させることがで
きるようになっている。
【0023】次に、加工テーブル2を支持する支持脚の
構造と、電源ケーブル、信号ケーブル及びエアシリンダ
用ホースの保護構造について説明する。通常、加工テー
ブルを支持するための支持脚は、加工手段の走行に支障
のない位置に設けられるが、大重量の材料を加工テーブ
ル2に載置する場合には、加工テーブル2が撓まないよ
うに数多くの支持脚を必要とするものである。そして、
それら数多くの支持脚は、加工手段3の走行場所の両側
でバランスよくするために、加工手段3の走行位置を中
心に相対向するように設けているのである。そして、数
多くの支持脚を加工テーブル2の下に配置したというこ
とは、加工手段3が走行する範囲内に複数の支持脚によ
って加工テーブル2が支持されているということであ
り、加工手段3に電源を供給するケーブルが自由に加工
テーブル2の下方を移動できないという結果を招来して
いた。
構造と、電源ケーブル、信号ケーブル及びエアシリンダ
用ホースの保護構造について説明する。通常、加工テー
ブルを支持するための支持脚は、加工手段の走行に支障
のない位置に設けられるが、大重量の材料を加工テーブ
ル2に載置する場合には、加工テーブル2が撓まないよ
うに数多くの支持脚を必要とするものである。そして、
それら数多くの支持脚は、加工手段3の走行場所の両側
でバランスよくするために、加工手段3の走行位置を中
心に相対向するように設けているのである。そして、数
多くの支持脚を加工テーブル2の下に配置したというこ
とは、加工手段3が走行する範囲内に複数の支持脚によ
って加工テーブル2が支持されているということであ
り、加工手段3に電源を供給するケーブルが自由に加工
テーブル2の下方を移動できないという結果を招来して
いた。
【0024】そこで、図10において示しているよう
に、上記のように対向する支持脚91よりも加工手段3
に近い位置に、電源ケーブル等を保護することのできる
ケーブルベアー92が設けられている。このようなケー
ブルベアーの内部は中空に構成されており、その内部に
電源ケーブル、信号ケーブル及びエアシリンダ用ホース
が内蔵されているのである。従って、テーブル支持脚9
1の存在に関係なく、加工手段の移動する場所まで、電
源、制御信号及び圧縮空気などを供給できるのである。
に、上記のように対向する支持脚91よりも加工手段3
に近い位置に、電源ケーブル等を保護することのできる
ケーブルベアー92が設けられている。このようなケー
ブルベアーの内部は中空に構成されており、その内部に
電源ケーブル、信号ケーブル及びエアシリンダ用ホース
が内蔵されているのである。従って、テーブル支持脚9
1の存在に関係なく、加工手段の移動する場所まで、電
源、制御信号及び圧縮空気などを供給できるのである。
【0025】なお、本発明の趣旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、上記の各部材を手動によって操作す
ることも可能であるが、予め製品の寸法を入力したデー
タに基づいて、歩出し定規11を連動させつつ数値制御
することにより、自動運転させることも可能である。こ
のとき、製品寸法に切断代および仕上げ代をパラメータ
として入力することにより、歩出し定規の送り量が制御
されるものである。そして、このような数値制御によっ
て、加工を自動化することができるのである。これは、
材料を固定した状態で切断面の両側を仕上げることを可
能としたからである。
いて、種々なる実施の態様をとることができることは無
論である。例えば、上記の各部材を手動によって操作す
ることも可能であるが、予め製品の寸法を入力したデー
タに基づいて、歩出し定規11を連動させつつ数値制御
することにより、自動運転させることも可能である。こ
のとき、製品寸法に切断代および仕上げ代をパラメータ
として入力することにより、歩出し定規の送り量が制御
されるものである。そして、このような数値制御によっ
て、加工を自動化することができるのである。これは、
材料を固定した状態で切断面の両側を仕上げることを可
能としたからである。
【0026】また、上記実施形態においては、加工手段
3を一往復させることにより、切断面A1,A2の二面
の仕上げを可能にするものであるが、切断のみを行う場
合は、加工手段3の切断用丸鋸31の片道走行で足りる
ものである。さらに、図8(b)において示すように、
切断用丸鋸31の刃幅を仕上げ用丸鋸32の刃幅よりも
小さく構成することにより、加工手段3の復路にける仕
上げ加工の際であっても、切断用丸鋸31を下降させず
に加工を継続することができる。これは、仕上げ用丸鋸
32が、切断した材料Aの両切断面A1,A2を切削し
た後に、復路における切断用丸鋸31が通過するからで
ある。
3を一往復させることにより、切断面A1,A2の二面
の仕上げを可能にするものであるが、切断のみを行う場
合は、加工手段3の切断用丸鋸31の片道走行で足りる
ものである。さらに、図8(b)において示すように、
切断用丸鋸31の刃幅を仕上げ用丸鋸32の刃幅よりも
小さく構成することにより、加工手段3の復路にける仕
上げ加工の際であっても、切断用丸鋸31を下降させず
に加工を継続することができる。これは、仕上げ用丸鋸
32が、切断した材料Aの両切断面A1,A2を切削し
た後に、復路における切断用丸鋸31が通過するからで
ある。
【0027】また、仕上げ用丸鋸32は、その径方向の
中心線Bが走行方向Cに対して所定の角度であるα°の
傾斜角を設けるように説明したが、これは、角度で判断
するほかに、仕上げ代H(図7)の量で判断することも
できる。このとき、仕上げ代Hは、後方の刃70bが先
方の刃70aから材料側に突き出ている量であり、所定
の角度α°に傾斜した仕上げ用丸鋸32は、所定の仕上
げ代Hを有することとなり、どちらを基準に判断しても
同様である。なお、上記の実施形態を使用して仕上げ状
態を実験した際には、仕上げ代Hは約5/100mmで
あった。
中心線Bが走行方向Cに対して所定の角度であるα°の
傾斜角を設けるように説明したが、これは、角度で判断
するほかに、仕上げ代H(図7)の量で判断することも
できる。このとき、仕上げ代Hは、後方の刃70bが先
方の刃70aから材料側に突き出ている量であり、所定
の角度α°に傾斜した仕上げ用丸鋸32は、所定の仕上
げ代Hを有することとなり、どちらを基準に判断しても
同様である。なお、上記の実施形態を使用して仕上げ状
態を実験した際には、仕上げ代Hは約5/100mmで
あった。
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明は、加工の際に材
料を載置する加工テーブルと、この加工テーブルの下部
から上面に出没可能かつ走行可能な加工手段と、この加
工手段の刃が走行できるように加工テーブルを貫通して
設けられた走行溝とを備えた切断装置において、上記加
工手段を、切断用丸鋸と該切断用丸鋸の後を走行する仕
上げ用丸鋸とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の
向きを、その径方向が上記加工手段の走行方向に対して
斜状にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ
用丸鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるよ
うに設けたことを特徴とする切断装置を要旨とするの
で、仕上げ用丸鋸を平行移動させることにより、切断に
よって生じる切断面の片面ずつを加工することができ、
しかも、斜状に装着した仕上げ用丸鋸は、加工すべき切
断面を加工手段の走行方向に対して前後方の二箇所で切
削をし、かつ、前方では通常の切削を、後方では向心角
に沿った切削ができるので、好適な仕上げ面を得ること
ができるものである。そして、後方における切削は、前
方における通常切削の後に行われることから、仕上げ代
を一定にすることができ、その際の切削状態を安定させ
ることができるものである。また、当該仕上げ用丸鋸
を、走行方向に対して垂直な方向へ平行に移動させるこ
とにより、切断面の一方を往路にて仕上げた後、他方を
復路にて仕上げることができ、一往復で両面の仕上げ加
工を可能にするとともに、両面の仕上げ状態を均一なも
のにすることができる。さらに、材料を装着した状態で
切断と仕上げの両方が可能であることから、順次材料を
加工テーブルまで移動させることによって、連続した加
工を行うことができ、作業能率を向上させることができ
るものである。
料を載置する加工テーブルと、この加工テーブルの下部
から上面に出没可能かつ走行可能な加工手段と、この加
工手段の刃が走行できるように加工テーブルを貫通して
設けられた走行溝とを備えた切断装置において、上記加
工手段を、切断用丸鋸と該切断用丸鋸の後を走行する仕
上げ用丸鋸とで構成するとともに、この仕上げ用丸鋸の
向きを、その径方向が上記加工手段の走行方向に対して
斜状にしてなり、上記加工手段のうち少なくとも仕上げ
用丸鋸が走行方向に対して垂直方向へ平行移動できるよ
うに設けたことを特徴とする切断装置を要旨とするの
で、仕上げ用丸鋸を平行移動させることにより、切断に
よって生じる切断面の片面ずつを加工することができ、
しかも、斜状に装着した仕上げ用丸鋸は、加工すべき切
断面を加工手段の走行方向に対して前後方の二箇所で切
削をし、かつ、前方では通常の切削を、後方では向心角
に沿った切削ができるので、好適な仕上げ面を得ること
ができるものである。そして、後方における切削は、前
方における通常切削の後に行われることから、仕上げ代
を一定にすることができ、その際の切削状態を安定させ
ることができるものである。また、当該仕上げ用丸鋸
を、走行方向に対して垂直な方向へ平行に移動させるこ
とにより、切断面の一方を往路にて仕上げた後、他方を
復路にて仕上げることができ、一往復で両面の仕上げ加
工を可能にするとともに、両面の仕上げ状態を均一なも
のにすることができる。さらに、材料を装着した状態で
切断と仕上げの両方が可能であることから、順次材料を
加工テーブルまで移動させることによって、連続した加
工を行うことができ、作業能率を向上させることができ
るものである。
【0029】そして、前記加工手段を構成する前記切断
用丸鋸及び仕上げ用丸鋸は、同一の走行用の基部に設け
られるとともに、この基部上で個別に昇降できるように
独立して設けることにより、切断用丸鋸は往路において
材料を切断した後は、復路において不要となるため、当
該切断用丸鋸のみを下降させておくことができ、また、
仕上げ加工が不要である場合には、仕上げ用丸鋸を下降
させ、切断用丸鋸のみを上昇させて使用することが可能
となる。
用丸鋸及び仕上げ用丸鋸は、同一の走行用の基部に設け
られるとともに、この基部上で個別に昇降できるように
独立して設けることにより、切断用丸鋸は往路において
材料を切断した後は、復路において不要となるため、当
該切断用丸鋸のみを下降させておくことができ、また、
仕上げ加工が不要である場合には、仕上げ用丸鋸を下降
させ、切断用丸鋸のみを上昇させて使用することが可能
となる。
【0030】また、前記仕上げ用丸鋸の斜状にする角度
及び平行移動の距離を調整可能にしてなることによれ
ば、仕上げ用丸鋸の刃の磨耗状態、又は、材料の種類に
よる切断状態の相違などに対応させることができる。特
に、斜状の角度や平行移動距離などは、僅かな差によっ
て仕上げ面の状態が大きく異なり、しかも、装置の製造
段階で固定的に備えつけることは非常に困難であるた
め、使用時に調整できることが至便である。
及び平行移動の距離を調整可能にしてなることによれ
ば、仕上げ用丸鋸の刃の磨耗状態、又は、材料の種類に
よる切断状態の相違などに対応させることができる。特
に、斜状の角度や平行移動距離などは、僅かな差によっ
て仕上げ面の状態が大きく異なり、しかも、装置の製造
段階で固定的に備えつけることは非常に困難であるた
め、使用時に調整できることが至便である。
【図1】実施形態の斜視図である。
【図2】実施形態の正面図である。
【図3】(a)は加工手段の平面図であり、(b)は正
面図である。
面図である。
【図4】仕上げ用丸鋸の平行移動を示した説明図であ
る。
る。
【図5】仕上げ用丸鋸の平行移動量の調整構造を示す説
明図である。
明図である。
【図6】仕上げ用丸鋸の刃の拡大図である。
【図7】仕上げ用丸鋸と材料との関係を示す説明図であ
る。
る。
【図8】実施形態の使用態様を示す説明図である。
【図9】実施形態の使用態様を示す説明図である。
【図10】他の実施形態を示す説明図である。
1 定盤 2 加工テーブル 3 加工手段 8 集塵装置 11 歩出し定規 12 歩出しガイド 21 押さえ部 22 貫通溝 31 切断用丸鋸 32 仕上げ用丸鋸 33 基部 34 走行レール 35,36 モータ 41,42 支持部 43 支柱 44,45 摺動部 46 エアシリンダ 47 突出片 48 ロッド 49,50 ストッパ 51,52 調整ボルト 53 保持台 54 支点 55 エアシリンダ 56 本体部 57 ロッド 58 揺動アーム 59 軸支部 60 連結ピン 61,63 ボルト 62,64 ダブルナット 65 シングルナット 70 刃 70a,70c 前方の刃 70b,70d 後方の刃 71 刃先端 72 切削刃先 73,76 予定切削部 74,75 既切削痕 77 加工予定面 78 粗削り面 79 仕上げ面 81 集塵路 82 開口部 83 蓋部 84 入塵部 85,86 接続口 87,88 プーリ 89 カバー A 材料 A1,A2 切断面 B 中心線 C 走行方向 H 仕上げ代 L 切り込み量 X 回転方向 Y 走行方向(切り込み方向) α 傾き角度 ε 向心角
Claims (3)
- 【請求項1】 加工の際に材料を載置する加工テーブル
と、この加工テーブルの下部から上面に出没可能かつ走
行可能な加工手段と、この加工手段の刃が走行できるよ
うに加工テーブルを貫通して設けられた走行溝とを備え
た切断装置において、上記加工手段を、切断用丸鋸と該
切断用丸鋸の後を走行する仕上げ用丸鋸とで構成すると
ともに、この仕上げ用丸鋸の向きを、その径方向が上記
加工手段の走行方向に対して斜状にしてなり、上記加工
手段のうち少なくとも仕上げ用丸鋸が走行方向に対して
垂直方向へ平行移動できるように設けたことを特徴とす
る切断装置。 - 【請求項2】 前記加工手段を構成する前記切断用丸鋸
及び仕上げ用丸鋸は、同一の走行用の基部に設けられる
とともに、この基部上で個別に昇降できるように独立し
て設けられてなる請求項1記載の切断装置。 - 【請求項3】 前記仕上げ用丸鋸の斜状にする角度及び
平行移動の距離を調整可能にしてなる請求項1記載の切
断装置。
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1998
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