JP2000002594A - 調理具の温度検出具 - Google Patents

調理具の温度検出具

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JP2000002594A JP18688498A JP18688498A JP2000002594A JP 2000002594 A JP2000002594 A JP 2000002594A JP 18688498 A JP18688498 A JP 18688498A JP 18688498 A JP18688498 A JP 18688498A JP 2000002594 A JP2000002594 A JP 2000002594A
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由夫 江口
Tomoo Kobayashi
与生 小林
Norio Kasahara
範雄 笠原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 確実な温度検出を行なう。 【構成】 コンロ台等の固定部１には垂直の薄金属板か
らなる固定支持筒２の下端を固定し、固定支持筒２の上
端には鍔体３を固定し、鍔体３の外周にはバネ弾力で常
時上動し調理具の底面に密着する上下摺動自在の上下摺
動筒８を設け、上下摺動筒８の上端にはセンサー１６を
固定した金属集熱体１１を取付けたものにおいて、前記
鍔体３は、薄金属板製の前記固定支持筒２の板厚に対し
て少なくとも数倍の厚みのあるものとし、前記固定支持
筒２の上部には上端よりやや下方位置に膨出段部４を形
成し、前記鍔体３の中心部には固定支持筒２の前記膨出
段部４より上部が挿入される透孔５を形成し、前記透孔
５の下部には、前記膨出段部４が嵌合する嵌合段部６を
形成し、前記透孔５に前記固定支持筒２の前記膨出段部
４より上部を挿入したのち前記透孔５から上方に突出し
た部分を変形７させてカシめ付けてなる調理具の温度検
出具。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、炊飯器、湯わかし器等
の調理具の温度検出具に関するものである。
【０００２】
【従来技術】本出願人の出願に掛る特願平９−３５５４
３号明細書には、コンロ台等の固定部には垂直の薄金属
板からなる固定支持筒ａの下端を固定し、固定支持筒ａ
の上端には薄金属板からなる鍔体ｂを固定し、鍔体ｂの
外周にはバネｃ弾力で常時上動し調理具の底面に密着す
る上下摺動自在の上下摺動筒ｄを取付け、上下摺動筒ｄ
の上端にはセンサーｅを固定した金属集熱体ｆを取付け
たものにおいて、前記鍔体ｂは薄金属板で形成し、前記
固定支持筒ｄの上部には膨出段部ｇを形成し、前記鍔体
ｂの中心部には固定支持筒ａの上端が挿入される透孔を
形成し、前記透孔に前記固定支持筒ａの上端を挿入した
のち鍔体ｂから上方に突出した部分を変形ｈさせてカシ
め付けて取付けた調理具の温度検出具について記載され
ている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記公知のものは、固
定支持筒ａの上端には薄金属板からなる鍔体ｂを固定し
た構造である。固定支持筒ａと鍔体ｂとはかしめ付けて
固定してあるが、鍔体ｂは薄金属板から形成されている
ので、うまくかしめ付けられず、比較的短期間でがたが
生じ、誤作動の原因を作っている。
【０００４】
【発明の目的】鍔体の確実な取付け。
【０００５】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、コン
ロ台等の固定部１には垂直の薄金属板からなる固定支持
筒２の下端を固定し、固定支持筒２の上端には鍔体３を
固定し、鍔体３の外周にはバネ弾力で常時上動し調理具
の底面に密着する上下摺動自在の上下摺動筒８を設け、
上下摺動筒８の上端にはセンサー１６を固定した金属集
熱体１１を取付けたものにおいて、前記鍔体３は、薄金
属板製の前記固定支持筒２の板厚に対して少なくとも数
倍の厚みのあるものとし、前記固定支持筒２の上部には
上端よりやや下方位置に膨出段部４を形成し、前記鍔体
３の中心部には固定支持筒２の前記膨出段部４より上部
が挿入される透孔５を形成し、前記透孔５の下部には、
前記膨出段部４が嵌合する嵌合段部６を形成し、前記透
孔５に前記固定支持筒２の前記膨出段部４より上部を挿
入したのち前記透孔５から上方に突出した部分を変形７
させてカシめ付けてなる調理具の温度検出具としたもの
である。
【０００６】
【実施例】本発明の一実施例を図面により説明すると、
１はコンロ台等の固定部で、固定部１には薄金属板で形
成された垂直状態の固定支持筒２の下端をカシめ等任意
の手段で固定し、固定支持筒２の上端には鍔体３が固定
される。鍔体３は、従前のように、固定支持筒２と一体
構造の板金加工で受皿状に拡大したものではなく、実施
例図のように、薄金属板の固定支持筒２の板厚に対して
少なくとも数倍は厚みのある鍔体３を切削加工かまたは
鋳物で形成して、これを取付ける。即ち、固定支持筒２
の上部の上端よりやや下方位置には、プレス加工で形成
した膨出段部４を形成し、前記鍔体３の中心部には膨出
段部４より上部の固定支持筒２の上端が挿入される透孔
５を形成し、透孔５の下部には、前記膨出段部４が嵌合
する嵌合段部６を形成し、前記透孔５に前記固定支持筒
２の上端を挿入したのち、鍔体３から上方に突出した部
分を変形７させてカシめ付けたものである。
【０００７】このようにすると、従来の薄金属板からな
る固定支持筒に薄金属板からなる受皿をカシめ付けた場
合のような、取付がたはなくなり、固定支持筒２と鍔体
３を確実に接合することができる。前記鍔体３の外周に
は、薄金属板の上下摺動筒８が上下摺動自在に取付けら
れる。上下摺動筒８の上下中間位置には鍔体３に衝突す
る段部９が形成され、段部９より下方は小径の小径部１
０に形成される。本実施例では、上下摺動筒８の上端は
開放して開口部となり、開口部には別体の金属集熱体１
１が取付けられる。金属集熱体１１は丸棒を切削加工す
るか鋳物で形成された相当に厚みのあるもので、集熱部
１２とセンサ取付部１３とを有し、集熱部１２は糸巻き
ボビンのような形状で、周囲に環状溝１４を有し、集熱
部１２とセンサ取付部１３は一体であり、センサ取付部
１３の縦取付筒１５内にはセンサー１６の縦収納凹部１
７を形し、縦収納凹部１７内にセンサー１６を収納し、
接着剤で固定する。なお、図中、１８はバネ、１９はカ
シメ部、２０はリード線、２１は上端開口部である。
【０００８】
【作用】次に作用を述べる。固定支持筒２と上下摺動筒
８は、通常は、薄金属板のプレス加工の深絞り加工で形
成される。固定支持筒２の下端は、コンロの固定部１に
カシメ付けで固定され、固定支持筒２の上端に鍔体３が
カシメ付けで固定される。
【０００９】鍔体３の外周には上下摺動筒８が嵌合さ
れ、上下摺動筒８内にはバネ１８を収納し、上下摺動筒
８の開口部２１に金属集熱体１１を取付けてカシめ１９
付けする。したがって、金属集熱体１１はバネ１８の弾
力で、常時上動し鍋底に密着する。
【００１０】しかして、本願は、薄金属板の固定支持筒
２の板厚に比し、少なくとも数倍は厚みのある鍔体３を
切削加工または鋳物で形成して、これを取付ける。即
ち、固定支持筒２の上部にはプレス加工で形成した膨出
段部４を形成し、前記鍔体３の中心部には、前記固定支
持筒２の上端が挿入される透孔５を形成し、透孔５の下
部には、前記膨出段部４が嵌合する嵌合段部６を形成
し、前記透孔５に前記固定支持筒２の上端を挿入し、嵌
合段部６に前記膨出段部を嵌合させたのち、鍔体３から
上方に突出した部分を変形７させてカシめ付けたもので
ある。
【００１１】このようにすると、従来の薄金属板からな
る固定支持筒に薄金属板からなる受皿をカシめ付けた場
合に生じがちの取付がたはなくなり、固定支持筒２と鍔
体３を確実に接合することができる。
【００１２】
【発明の効果】前記公知のものは、固定支持筒ａの上端
には薄金属板からなる鍔体ｂを固定した構造である。固
定支持筒ａと鍔体ｂとはかしめ付けて固定してあるが、
鍔体ｂは薄金属板から形成されているので、うまくかし
め付けられず、比較的短期間でがたが生じ、誤作動の原
因を作っている。しかるに、本発明は、コンロ台等の固
定部１には垂直の薄金属板からなる固定支持筒２の下端
を固定し、固定支持筒２の上端には鍔体３を固定し、鍔
体３の外周にはバネ弾力で常時上動し調理具の底面に密
着する上下摺動自在の上下摺動筒８を設け、上下摺動筒
８の上端にはセンサー１６を固定した金属集熱体１１を
取付けたものにおいて、前記鍔体３は、薄金属板製の前
記固定支持筒２の板厚に対して少なくとも数倍の厚みの
あるものとし、前記固定支持筒２の上部には上端よりや
や下方位置に膨出段部４を形成し、前記鍔体３の中心部
には固定支持筒２の前記膨出段部４より上部が挿入され
る透孔５を形成し、前記透孔５の下部には、前記膨出段
部４が嵌合する嵌合段部６を形成し、前記透孔５に前記
固定支持筒２の前記膨出段部４より上部を挿入したのち
前記透孔５から上方に突出した部分を変形７させてカシ
め付けてなる調理具の温度検出具としたものであるか
ら、 イ、鍔体３は、薄金属板製の前記固定支持筒２の板厚に
対して少なくとも数倍の厚みのあるものとしたから、従
来の薄板の板金加工に比し、精度が向上する。 ロ、固定支持筒２の上部には上端よりやや下方位置に膨
出段部４を形成し、前記鍔体３の中心部には固定支持筒
２の前記膨出段部４より上部が挿入される透孔５を形成
し、前記透孔５の下部には、前記膨出段部４が嵌合する
嵌合段部６を形成したから、前記膨出段部４を嵌合段部
６に嵌合させると、膨出段部４より上部は透孔５に挿入
される。 ハ、前記透孔５に前記固定支持筒２の前記膨出段部４よ
り上部を挿入したのち前記透孔５から上方に突出した部
分を変形７させてカシめ付けたから、鍔体３の厚みが厚
いことが相俟って確実に固定される。
【図面の簡単な説明】
【図１】先願の縦断面図。
【図２】全体縦断面図。
【図３】要部拡大断面図。
【図４】要部分解図。
【符号の説明】
１…固定部、２…固定支持筒、３…鍔体、４…膨出段
部、５…透孔、６…嵌合段部、７…変形、８…上下摺動
筒、９…段部、１０…小径部、１１…金属集熱体、１２
…集熱部、１３…センサ取付部、１４…環状溝、１５…
縦取付筒、１６…センサー、１７…縦収納凹部、１８…
バネ、１９…カシメ部、２０…リード線、２１…上端開
口部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笠原 範雄 埼玉県浦和市沼影１丁目17番17号 三井金 属鉱業株式会社部品加工事業本部サーミス タ事業部内 Ｆターム(参考） 2F056 CL02 GJ06 QF02 QF05 4B055 AA02 AA34 BA15 CA64 CA68 CB02 CB03 CB06 CC26 CC34 CC58 CD04

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 コンロ台等の固定部１には垂直の薄金属
    板からなる固定支持筒２の下端を固定し、固定支持筒２
    の上端には鍔体３を固定し、鍔体３の外周にはバネ弾力
    で常時上動し調理具の底面に密着する上下摺動自在の上
    下摺動筒８を設け、上下摺動筒８の上端にはセンサー１
    ６を固定した金属集熱体１１を取付けたものにおいて、
    前記鍔体３は、薄金属板製の前記固定支持筒２の板厚に
    対して少なくとも数倍の厚みのあるものとし、前記固定
    支持筒２の上部には上端よりやや下方位置に膨出段部４
    を形成し、前記鍔体３の中心部には固定支持筒２の前記
    膨出段部４より上部が挿入される透孔５を形成し、前記
    透孔５の下部には、前記膨出段部４が嵌合する嵌合段部
    ６を形成し、前記透孔５に前記固定支持筒２の前記膨出
    段部４より上部を挿入したのち前記透孔５から上方に突
    出した部分を変形７させてカシめ付けてなる調理具の温
    度検出具。
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